最近は、双方の実家が遠方で、しかも夫婦共働き…という家庭も珍しくありません。
とても大変ですが、外の手を借りずとも、うまく工夫してすっきりと暮らしている家庭がありました。
ご紹介するのは、4人のお子さんがいて共働きのブロガー・ベリーさん。心地いい暮らしを実現している秘けつを聞いてみました。
共働きで子ども4人。スムーズに暮らすためのルール3つ
共働きで1歳から11歳までの2男2女を育てる、ブロガーのベリーさん。夫婦ともに実家は遠方ですが、子どもたちや周りの力を借りながら、効率的に暮らしています。
「6人分の洗濯物も、みんなで取り込んでたためばあっという間。会話も弾み、そのまま家族の大切な時間になります」
家事効率を上げるため、便利家電なども積極的に活用し、家族総出で居心地のいい暮らしをつくっています。
●子どもたちには保育園でできることは家でもやってもらう
3歳の二男にも、「自分が出したものは自分で片づける」ということをしっかり伝えています。
「長男が小さい頃、脱いだ肌着が、保育園バックにきれいにたたまれて入っていたんです。先生に聞いたら、自分でたたんだんですよって。園では積極的にお片づけ指導をしてくれているので、頼めばできるんだ! とまかせることにしました。それ以降、家でのお手伝いは、保育園でできることを基準に決めています」
子どもたちの作業には極力ダメ出しはせず、その都度感謝の気持ちを言葉で伝えています。
●「あれどこ?」と聞かれたときが、収納の見直しどき
「毎回場所を聞かれるのはいやなので、どこになにがあるかを、家族全員が把握できるように心がけています。それでも探すのに手間取るのは、ものの量が多すぎたり、収納方法に問題があるということ。いい機会だと考え、週末にリセットしています」
60平米のマンションという限られた空間のため、もち物の9割は稼働中、残り1割を季節品などとし、あとは潔く処分することにしています。
「子どもたちが小さい今は、収納用品も100円ショップの商品など、気軽に買いたせて、処分もしやすいものを選んでいます」
●調理家電で時間短縮。頼れるものには思いきり頼る
昨年、念願の自動調理鍋「ホットクック」を購入したことで、食卓に大きな変化が!
「材料を入れてスイッチを押したら放っておくだけ。その間にほかの作業ができるので、調理時間が大幅に短縮できるように。気持ちに余裕が生まれました。じつは以前は、便利なものに頼ることに引け目を感じていたんです。でも今は、頼れるものには思いきり頼り、笑顔で過ごすことがいちばんだと思っています」
ベリーさんの暮らしのルールは、
ESSE12月号の特集「新・ていねいに暮らす人、みつけました。」でも紹介しています。無理なく、自分らしく、豊かに暮らすための工夫、ぜひ参考にしてくださいね。