10月に入り、消費税増税が始まりましたね。
「今回増税されたことで、ひと家庭につきおよそ年間4~5万円の負担になりました」と教えてくれたのは、節約アドバイザーの丸山晴美さん。その分、好きなものを我慢した方がよいのでしょうか。今回丸山さんがお話してくれたのは、美容代の節約についてです。
チリも積もれば山に!?FPが実践する美容代の節約法
すべての画像を見る(全3枚)●美容代は我慢しなくていい。抑えるところを抑えればOK
いよいよ増税されましたね。私は増税前に美容院へ行ってきました。カットカラーで1回2万円くらいするので、消費税だけでも400円も変わってきます。なので、タイミングを前々から合わせるように計算していました。
今回、お伝えしたいのは、女性にとっては重要な美容代の節約についてです。
美容院でのカット代は必要経費だと思っています。たしかにクーポンなどを使ったり、ネットで探せばもっと安くできるかも知れませんが、カットの技術はだれでも一緒ではありません。高い技術には相応の金額を払うのは当たり前だと思っているので、金額に不満はありません。
私が節約できる部分なら、行く回数を減らすことくらいでしょうか。3か月に1回くらい通っていたのですが、4か月に1回にすれば、1年間で2万円の節約にすることができます。
美容院にはこだわりはありますが、ネイルやマツエクといったことはしていません。このあたりには興味がないことと、お金の優先順位を考えるとここまでにお金が回らないのも正直なところです。一般的な相場で、ジェルネイル約1万円、マツエク約5000円だとすると、月1万5000円、年間18万円。これを考えると私にはほかに優先すべき出費があることに気づかされます。
化粧品は、使いきりを基本としているので、年間の化粧品代はクレンジングなどを合わせても1万5000円くらいです。化粧水は20年以上手づくり化粧水を愛用しており、130mlなら50円でつくれます。20代の頃はこの化粧水だけでも十分だったのですが、今は800円くらいの市販の保湿クリームをプラスして使っています。
メイクアップ用品は、アイブロウはかれこれ20年以上使っていても減らないデザインエボニーを愛用。デッサン用鉛筆ですがアイブロウとして使う人が増えていて、コスパがいいんです。チークや色物は100円ショップやドラグストアで売られているプチプラコスメを愛用しています。
ファンデーションにもとくにこだわりなく、1つ買えば1年近くもつのでなかなか減りません。ファンデーションが減らないのは、基本はノーメイクで過ごしているからです。化粧をするときは、人と会うときのみ。近所の買い物くらいはノーメイクです。
美容費もこだわる部分にはお金をかけ、こだわりがないところはとことん抑えるメリハリ出費が大切だと考えています。もちろん、美容が好きでお金をかけたいのであれば、ほかの費目を抑えてバランスを取ればいいので、生活費全体で優先順位を考えて判断するとよいでしょう。
●ほしいものは商品券を安く購入して買うと安上がりに!
ちなみに、そんな私が増税前に買ったものと言えば…。