3:暮らしに合わなくなった食器

食器
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若い頃は、来客用の食器はあって当たり前でしたし、子どもたちが食べ盛りの頃は結婚時に親が用意してくれた大皿も活躍しました。

50代に入ると、それらの器の出番はすっかりなくなり、洗う際のずっしり感もじわじわと負担に感じるようになりました。私は持病の影響で握力もあまりないため、食器棚から出す際に大皿を落としそうになったこともあります。

そこで、「これらはもう私の手に余る」と納得し、少しずつ手放してきました。今よく使うのは、軽くて扱いやすい器ですが、これで十分楽しむことができているし、食卓に出すのも食洗機に入れるのもラクになり喜んでいます。

4:着なくなった服や靴

コート

「また着るかもしれない」「いつか履く機会があるはず」そう思って残していた服や靴が300点以上ありました。バブル期に着ていたワンピースやジャケットに加え、当時のパンプスやローファーさえ捨てられなかったのです。

しかし、ただでさえクローゼットに収まりきらない服が、押入れやロフト、屋根裏収納にまであっても管理できないと気づき、整理しようと決心しました。

手放したのは、主に重たい服や窮屈な靴でした。伸縮性がない生地のジャケットも、かっちりした本革のパンプスも、いつの間にか手に取らなくなっていたのです。これらを整理するのに3年以上かかってしまいましたが、整理を終えた今は、前より出かけるのが好きになりました。

実用品の見直しは、思い出の整理よりもハードルが低い分、始めると暮らしの変化が早く感じられました。軽い寝具や扱いやすい器、今の自分に合う服や靴を使うだけで、気持ちまでラクになります。そしてこの50代での選択が、60代の今の暮らしを支えてくれていると感じています。

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