2:「扉つき収納」をやめて、年1000回の動作をなくした

【左:Before/右:After】扉つき収納をアレンジ
【左:Before/右:After】扉つき収納をアレンジ
すべての画像を見る(全4枚)

以前の私は、生活感を隠せる「扉つき収納」が収納の正解だと思い込んでいました。しかし、洗濯機近くの棚にパントリーや洋服も集約しているわが家は、その扉こそが「家事の小さなストレス」になっていたのです。

扉をあけて、引き出しもあけて、ものをしまう。この動作を1日最低3回繰り返すと、年間で1000回以上のアクションになります。名もなき手間が、知らぬうちに心の余裕を削っていました。

●扉を外して、出しっぱなしとイライラを解消

扉や引き出しをあける動作が面倒で、家族があけっぱなしにすることもしばしば。そこで、思いきって扉を外しました。するとワンアクションでものが手に届くようになり、面倒くささが激減。家族がものを出しっぱなしすることも減り、私のイライラも解消されました。

●脚立がいる引き出しを「棚板」に変更

私の目線の高さに底の深い引き出しがあり、そこにお菓子づくり用のグッズを入れています。ただ、中を見るたびに脚立が必要で出し入れが困難でした。

引き出しを思いきって取り除き、棚板に変更。脚立なしで中身が見えて、ものもサッと取り出せる収納に生まれ変わりました。

※ 原状回復が必要な賃貸物件では、扉・引き出し・金具・ネジは必ず保管しておきましょう。傷や破損があると修繕費の対象になることもあります

●家具に自分を合わせない「自分軸」の収納

「扉があるから隠さなきゃ」「引き出しがあるから入れなきゃ」という思い込みを捨て、徹底的に自分の動きに収納を合わせました。すると出し入れの手間が減り、時間や心にも余裕が生まれました。

帰りたくなる家をつくるため、「収納の引き算」を心がけた

自分の意思で動いているようでも、じつは家具の配置や収納にかなり影響を受けています。戻しにくい場所に収納があれば、がんばっても散らかるのは当然です。

大切なのは、自分や家族の家事動線をチェックして、無理のない「置き場所」をつくることだと実感しました。完璧なモデルハウスを目指すのではなく、帰宅した瞬間に「あぁ、落ち着く」と家族みんなが安心できる景色をつくること。

当たり前だと思っていた「隠す習慣」を少し手放すだけで、家はもっと好きな場所に変わりました。