キッチンが狭いと、収納を増やすほど余計にごちゃついてしまうことも。ここでは、キッチンで「出す・隠す収納」のルールを決めたら、料理と片付けがラクになり、家族の動きまで変わったエピソードをご紹介。40代・2児の母で、整理収納アドバイザー1級のYUKAさんの、ラクに動けるキッチンづくりをお聞きしました。
すべての画像を見る(全5枚)見た目から使いやすさ重視へ。キッチンを最初に変えた
以前はインスタグラムやネットで見かけた収納例を参考に、「この場所にはこれを入れる」と一般的な配置をそのままマネしていました。しかし、わが家の家事動線や暮らし方には合っていませんでした。今振り返ると、見た目を整える意識は強かったものの、使いやすさまでは考えられていませんでした。
学んだのは、流行や誰かの例をコピーするのではなく、「自分がラクに動けるか」を優先すること。そこで、最初にキッチンを心地よくするために収納方法を変えました。
カトラリーは「出しっぱなし収納」にした
昔はカトラリー類もすべて引き出しに収納していましたが、思いきって見せる収納にきり替えました。
すると出し入れがラクになっただけでなく、家族が自分から準備や片付けをしてくれるように。引き出しを開けたり閉めたりする小さな動作も減り、日々の負担が確実に軽くなりました。
●木やステンレスなど、シンプルな素材にそろえる
出したままにしているのは、箸やスプーン、ヘラなどの使用頻度が高いもの。毎日使うものや週に数回必ず手に取るものは無理にしまい込まず、手を伸ばせばすぐ取れる場所に置いています。
ごちゃついて見えない秘訣は、木やステンレスなどのシンプルな素材でそろえること。色やデザインに統一感をもたせると、目に入る情報量もひかえめになります。
隠すのは「統一感が出ないもの」と「視界を乱すもの」
一方で、色や形、素材に統一感が出ないものは、あらかじめ隠す収納に。視界に入るだけで散らかった印象になりやすいため、使用頻度に関わらず見せないと決めています。毎日使う食材でも、パッケージが派手なものは隠すようにしています。
たとえば、毎日グリルで焼いている食パンは、近くの引き出しに収納。グリルから一歩も動かずに取れる位置に収めて、見た目と使いやすさの両立を図っています。同じ引き出しにはパッケージの目立つラップ類も立てたまま入れて、なるべく視界に入らないようにしています。
●代用できるものは増やさない。使用頻度を見直し続ける
ちなみに、パン用のトースターはわが家に置いていません。「本当に必要か」「今の暮らしで使っているか」を定期的に見直すことで、気づかないうちにものが増えてしまうのを防いでいます。
このシンプルなルールが、狭いキッチンでも散らかりにくい理由につながっていると思います。



