家事の負担軽減のお助けアイテムといえば「ロボット掃除機」。愛用していて「もはや手放せない」という人も、これから購入しようとしている人も多いのではないでしょうか。双子育児に奮闘中の、ESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんも、ロボット掃除機を活用して“家事ラク”を目指すも、実際に使ってみたところ、「まさかの事実」に驚愕したそう。谷ノ内さんが感じた、便利家電と向き合う際の「気づき」について語ります。

ロボット掃除機
谷ノ内さん宅のロボット掃除機
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家づくりは「ロボット掃除機ファースト」だった

ロボット掃除機を導入するために、並々ならぬ情熱を注いでいた筆者。

家の設計の段階から「ロボット掃除機が家中を縦横無尽に走りまわれる家」を目指し、家の中に極力段差をつくらず、すべてフラットな仕様にしました。さらに家具選びでも、ソファは「お掃除ロボットが下を通れる高さの脚」がついたものに限定。

とにかく、ロボット掃除機に最適化させた「ロボット掃除機ファースト」な住まいをつくり上げることに注力しました。

入念に準備を整えて、新居に引っ越し、いよいよロボット掃除機の出番。これからはボタン1つで家中がピカピカな暮らしになる、と目を輝かせたのですが、わが家に双子が誕生し、育児がスタートした瞬間、まさかの展開が待ち受けていました。

ロボット掃除機が稼働できなかった理由

ロボット掃除機がスムーズに動けるように、床にはなにも置かない生活。そんな暮らしを継続できると信じていた、出産前の筆者。

週末に夫婦で部屋を片付け、夜寝る前や外出時にスイッチオン。いつもピカピカの床ですごせる、すてきな未来を思い描いていたのです。

●1:床に常にものがある状態に

ところが、双子が生まれてからは、その理想はあっという間に打ち砕かれました。床には、おむつ用のゴミ箱、バウンサー、ベビーラック、プレイマット…と、ありとあらゆる育児グッズが増殖。双子が動き出すようになると、そこに大量のオモチャが参入。

「よし、今日こそ片付けてロボット掃除機を動かすぞ!」

そう気合いを入れても、床を覆いつくすベビーグッズの山をひとつひとつ拾い上げ、所定の場所に戻し、ロボットが引っかからないように配慮する作業。これが、慢性的な睡眠不足と疲労のなかにいた筆者には、想像以上の重労働でした。

もちろん、片付ければいいだけの話なのですが、双子の赤ちゃんから目を離せない状況で、ひとりが泣き止んだと思えばもうひとりが泣き出し、2人を抱っこしながら片付ければ腰が悲鳴を上げ、降ろせば再び泣き出してしまう。

そんな状況だったので、たった15分の片付けに集中するのもままならず、さらには「片付けてもすぐ散らかる」という無限ループに、筆者の心は次第に折れていきました。

●2:掃除機の音で子どもが起きてしまう

ロボット掃除機を使えなくなったもうひとつの大きな理由は、「音」でした。

筆者は現在育休中で、ほぼ1日中子どもと一緒に家ですごしています。双子がまだ小さく、音に非常に敏感な時期だったこともあり、ロボット掃除機の作動音が生活リズムに影響してしまうことが多々ありました。

吸引音だけでなく、壁にぶつかる音や方向転換する際の音。これらが、ようやく寝かしつけたはずの双子を起こしてしまうのです。イチから寝かしつけ直す徒労感を考えると、またスイッチを押す勇気はありませんでした。

結果として、ロボット掃除機を稼働させるベストなタイミングは、今のわが家にはほとんど存在しなかったのです。