はじめて確定申告をする際に、申告書を前に「なにから手をつければいいかわからない」状態になる人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、確定申告に関する初歩的な疑問について、『年金生活者・定年退職者のためのかんたん確定申告 令和8年3月16日締切分』を監修した税理士の磯浩之さんに話を伺いました。
※ この記事は『知らないと損をする! 年金生活者・定年退職者のためのかんたん確定申告 令和8年3月16日締切分』(扶桑社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております
すべての画像を見る(全4枚)Q1:確定申告が必要な人はどういう人?
原則として、収入があって年末調整をされていない人は、確定申告の必要があります。自営業者や個人事業主、フリーランスなどは確定申告が必須です。また、年の途中で退職して、年内に再就職していない人も、年末調整ができないので確定申告が必要です。
給与所得者は、会社が年末調整をしてくれるので、通常は確定申告をしなくてもOKです。
ただし、給与所得者であっても、年収が2000万円を超える人、2社以上から給与をもらっている人、副業で20万円を超える収入がある人などは確定申告が必要となります。
Q2:源泉徴収票の住所や氏名が変わった場合はどうする?
結婚や離婚、引っ越しなどで、源泉徴収票に記載された住所や氏名が変わってしまったという人もいるでしょう。そういう人は、確定申告をするときの住所や氏名を記載して申告してください。
なお、源泉徴収票の住所・氏名を変更する必要はありません。
申告書には、還付金の振込先を記入する欄がありますが、住所・氏名が変わった人は、変更後の名義の口座を記入することを忘れずに。
Q3:確定申告の申告書はどこで入手できる?
国税庁のホームページの「確定申告書等の様式・手引き等」というページで、申告書な付表などを公開しているので、必要な書類を印刷しましょう。
このページには過去の申告書も掲載されているので、2026年に確定申告をする際は、「令和7年分」のものを選んでください。
1月中旬以降であれば、税務署に出向いて入手することもできます。申告書の入手だけなら、管轄の税務署でなくてもかまいません。
また、確定申告書は、税務署に請求すれば郵送してくれます。ただし、即日に届くわけではなく数日かかることもあるので、郵送を希望する場合は余裕をもって請求しましょう。


