貯めている人やSNSで話題の“無買デー”。お金を使わない日をつくるという節約術です。そう聞くと、無理をしているのでは…と思うかもしれませんが、意外にもハードルが低く、節約初心者にもオススメなんです。楽しく節約できる無買デーを実践して、1年で貯めた額はなんと250万円というAさんにお話を聞きました。
ハマる人続出の“無買デー”節約。お金を使わないことがむしろ楽しみに!
すべての画像を見る(全9枚)月に10日の無買デーを実践し、先取り貯金のほか、月の黒字分とボーナスなどで年250万円を貯めているという、Aさん。日々の生活費は、1日の予算を2000円と決め、その金額を毎日財布に入れていくというシンプルな方法で管理しています。
「無買デーだったら、2000円がそのまま財布に残り、翌日は4000円に…と、どんどんお金が増えます。『週末は外食したいから、今日は無買デー』と、節約するほど楽しみが先に広がって、やりくりがおもしろくなりました」
「無理せず、楽しみながら」をモットーに、無買デーに実践していることとは?
●冷蔵庫の中をまめに確認し、残り食材で節約料理
買い物は週2回だけ。無買デーは冷蔵庫の中を確認して、在庫で献立を考えます。
「肉と残り野菜を炒めて卵焼きをのせ、“なんちゃってとんぺい焼”にするなど、残りものでおいしい料理ができると達成感もひとしお!」
この日はトマト缶のミネストローネに、焼肉のタレだけで下味をつけたから揚げなど、家にあるものが中心の献立。つくりおきも活用しています。
●昼風呂でぜいたく気分を満喫
お昼に時間があるときは、子どもたちと一緒に昼風呂。
「あわただしい夕飯時に入るより、のんびりゆったり入れます。ちょっとしたレジャー気分が味わえるのも、お気に入り」
●火曜・金曜はローソンでポイ活
火曜日と金曜日は、ローソンでPontaポイントが新製品と交換できる日。
「30ポイントで1L入りのジュースがもらえるなどおトクなので、おやつや夫の晩酌用のお酒はここで調達。ポイントは、ポイントサイトで貯めます」
●不用品がないかオモチャや服を見直し
ものが増えるとムダも増えるので、定期的に家を総点検して1年以上着なかった洋服、遊んでいないオモチャは処分。
「子どもたちも買ってもすぐ使わなくなるオモチャがあると気づき、次々に欲しがることはなくなりました」
●財布は持たずに夜のウォーキングに
健康のために、夜、夫に子どもをみてもらってウォーキング。
「自動貯金アプリ『finbee』で、1万歩歩いたら普通口座から貯金用口座に500円が引き落とされるように設定。歩くほど貯金が増えるから、モチベーションもアップ」
貯金目標は、ハワイ旅行。
「歩いてハワイに近づいている気分(笑)。来年には達成したい!」
無買デーをリッチに過ごすための食費節約テク
「無買デー=冷蔵庫の残り物でつつましく過ごす」わけではありません。買い物に行かなくても、工夫しだいで食卓をリッチにする、Aさんのアイデアを紹介します。
●お肉はふるさと納税の返礼品で
食費のなかでも費用がかさむ肉類は、ふるさと納税を賢く活用。
「実質2000円で牛・豚・鶏肉のつめ合わせ3.6kgの返礼品をゲット! 工夫すれば、食費は減ると実感しました」
●買い物は必要な分を少額ずつ
「食材は、安いものを中心に、3、4日分を購入。牛乳や卵だけなら、スーパーではなくコンビニに行くなど、少量買いを実践しています」
1回の予算は多くても4000円以内が目安。
ものを買わない無買デーをつくったら、ムダ買いも減って、家の中もスッキリ! といいことづくめ。Aさんのアイデアを参考に、できることから早速始めてみませんか?