「ピュアな気持ち」が“いいこと”を引き寄せる
仕事でも友人関係でも、日常生活を送っているだけで「イヤなこと」ってたくさんありますよね。でも、そこでどんどんネガティブな方向に考えたり、悪口やグチを言ったりするのは待って。
なぜ、人の悪口やマイナスなことを言ってはいけないのでしょうか。
それは、自分にはね返ってくるから。他人の悪口を言う人は、他人にそれを言われることにおびえて生きることになるからです。他人の発した言葉は大脳で聞きますが、自分が発した言葉は直感を司る小脳に響き、記憶に長く居座るのです。
「あの人、あんなこと言っているわ。イヤよね」「あの人、いつも、ああなのよね」などと噂話をしていると、「自分もいつか同じように言われる」と思うから、無邪気になれないのです。
「いつか私も笑われる」「陰口を叩かれるかも」と、長く疑心暗鬼の種につながり、前に出られなくなってしまうのです。
人を信じられる「無邪気さ」は無敵
とくに、育児中の女性は、自分の子どもに、人の悪口を言わないでほしいです。近所のおばさんや先生の悪口を母親がしょっちゅう言っていると、人を信じられない大人になってしまいます。
昔、息子が先生にキツいことを言われたときに、私は、「それは、先生があなたに男として期待しているのね」と言いました。それは先生のためではなく、子どもが将来、社会に出たときに、人を信じられるようにと考えて言ったことなのです。
たとえ、信じたあげく、痛い思いをしてもいいのです。「信じる」という無邪気さのほうが無敵だから。とはいえ、イヤなことだってありますよね。そうしたら、「イヤだな」は1回だけ言ってもいい。「かもしれない」とか「こう思っているに違いない」などの推測はダメ。
そして、まれにグチを言うときも、一緒に噂話に興じる相手ではなく、「あなた、ほかは潔いのに、その件だけはダメよね、しっかりしなさいよ」と鼻で笑ってくれる、クールビューティな女友達に吐き出すのが理想です。
間違っても、悪口やネガティブな想像を増幅させる女友達と仲よくするのは避けましょう。