ものを探さない、なくさないための収納の仕組みづくりを紹介します。整理収納アドバイザー・木村充子さん(50代)のケースです。ここでは、木村さんが実践している「玄関」「バッグの中身」「メモ」の整理術について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)1:帰宅後のルーティンに合わせた収納の仕組みをつくる
50代になり、探しものが増えたと感じていた私。たとえば、鍵やアクセサリーを「ちょい置き」して、どこに置いたか忘れてしまう…これが長年の行動パターンでした。
そこで、玄関の靴箱の扉裏を活用することに。100円ショップの粘着フックとウォールポケットを取りつけました。帰宅したら鍵をフックかけ、アクセサリーを外してウォールポケットにしまっています。
さらに、アクセサリーを外したあとは玄関近くの洗面所でコンタクトレンズを外すので、洗面所に100円ショップのウォールラックを取りつけて、メガネの定位置を設けました。
毎日のルーティンと動線に合わせて「戻す場所」を決めることで、無意識の「ちょい置き」が減り、ものを探すことが格段に少なくなりました。
2:必需品は、中身の見えるポーチにまとめて持ち歩く
バッグや服のポケットは便利ですが、どのポケットに入れたか忘れたり、そのままなくしたりしてしまうのも、これまでの私の行動パターンでした。そのためポケットは使わず、無印良品の「ナイロンメッシュケース・ポケット付き B6サイズ用」2つに、毎日持ち歩くものをまとめています。
ひとつにはメイク道具やコンタクトのスペアなどの身の回りのものを、もうひとつにはノートやイヤホン、エコバック代わりになる風呂敷などを入れています。メッシュ状で中が見えるので、なにを入れたかすぐに確認できます。
また、必需品をポーチにまとめてあることで、違うバッグを使うときも便利です。忘れものや、紛失を防止できます。