ちょっとした工夫で、シャンプーのつめ替え問題が解決

ちなみに下村家では、長いこと、「だれがシャンプーやボディソープのボトルに、中身のつめ替えをするのか」が、地味に押しつけ合いになっていました(笑)。

何気ないようですが、自分がボトルをプシュッと押して中身が出てこないと、「ああ~(やられた)」ってなるんですよね。そして替える方にとっては、「名もなき家事」と化していく。

そこで私は思いきって、既製品のボトルをバスルームから撤去。代わりに、Amazonなどで購入できる、つめ替え式のシャンプーやトリートメント、ボディソープを、お風呂場にそのままつるして使えるフックを置きました。

これならば、つめ替え用パックの中身が減るのが目で見てわかりますし、使いきった人はパックを捨てて、次の人のために、ストック品をバスルーム内につるしておくだけ。

ストック品を買うことには抵抗はないので、洗面所に用意するまでは、私の役割。お風呂場の中で新しいものに取り替えてくれたのに気づいた場合は、替えてくれた人に、「ありがとう~!」とお礼を言うようにしています。これで下村家の、つめ替えの押しつけ合いは、ほぼなくなりました。

時間を有効活用するために「家事代行」を頼むのもあり

また冒頭で紹介したように、「時間を有効活用するための体験」と、家事代行を頼むのもおすすめです。

わが家の夫のように、プロの仕事を目撃したことで、家族が家事にかかるコストに自覚的になる場合もありますし、なによりも、自分自身が「家事を外注してもいい」と、思い込みから解き放たれるはずです。料理に関しては、外食することだってあるのだから、家事も外注したっていい。そんな軽やかな気持ちをもってみましょう。

育児や介護に関しても同じように捉えてみてください。自分がやれば…と思っていたけれども、「みんなと一緒にできるのでは?」と考えてみる。そして家族に相談して交渉してみる。

この「問題を棚卸し、相談する」のプロセスにつまずいている人は、少なくありません。でも腹を割って相談してみれば、家族も意外と家事に前向きになる場合も多いもの。

うちの家族は協力してくれないだろうし、という思い込みも捨てて、まずは「困っているんだけど、どこまでならできる?」と聞いてみましょう。

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※ この記事は、『自分時間が30分増える 余裕がある人の時間整理術』(扶桑社刊)より一部抜粋、再構成のうえ作成しております

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