アーティストや一般のクリエイターによるライブ配信サービス「SHOWROOM」代表取締役社長・前田裕二さんの著書『メモの魔力』が大ヒットするなど、今ふたたび注目を集めているのが手書きやデジタルで記録するメモ。
主婦の間でもメモを使った節約術が人気を集めています。そこで、メモ術で家計を改善させた主婦にやりくり方法を聞いてみました。
スマートフォンを使った買い物メモで、家計のムダの見直しがはかどった
整えアドバイザーとして、“ほどよくミニマル”な暮らしのアイデアを発信するブログ「
HOME by REFRESHERS」が人気の阪口ゆうこさん。以前は節約が苦手で、月の貯蓄もほぼゼロだったといいます。
「特売や見きり品につられて買ってもムダにしてしまったり、がんばりがから回りしていました」
そこで、ちょこちょこ買いをやめ、食材はまとめ買いすることに。
「買い物前に献立を立て、必要な食材をスマホにリストアップ。食材は売り場順に並べ、効率よく回る工夫もしています。メモをつけることで食材だけでなく日用品の買い方など家計のムダを見直すきっかけになり、年100万円貯蓄を達成しました!」
スマホメモのやり方はとてもシンプルです。詳しく教えてもらいました。
●献立と必要な食材をメモ
買い物に行くのは週2回なので、いつもスマホに3~4日分の献立をまとめて記入。さらに献立の下に必要な食材をメモします。
「まずは晩ご飯の主菜を考えます。ひとつの食材を使い回して、食材の種類を少なくするのが節約のポイント」
また、1回は手抜きメニューの日をつくり、家事の負担を減らす工夫も実践。
「市販のミートソース缶を使ったパスタは余り野菜の一掃にもなりますよ」
●特売日を中心に週2回まとめ買い
買い物はスーパーの特売日の火曜日と金曜日に。
「以前は週1回でしたが、子どもの食べる量が増えてきたこともあって。週2回の方が、献立も立てやすくモチベーションも維持できます」
●売り場順に食材をメモ
「食材は、野菜や肉など種類ごとに、よく行くスーパーの売り場の順になるように並べています。効率よく回れるようになり時短に!」
買いすぎの元凶だったついで買いもなくなったそう。食材の頭にはチェックボックスを追加。購入したらチェックすることで買い忘れの防止になります。
このほか、日用品の買い方なども見直すことで家計が自然にスリム化。メモを通じて、ムダな買い物の見直しができるようになりました。
ESSE9月号「買い物メモの魔力」では、阪口さんの買い物メモのほか、貯め上手さんのメモ術をさらに詳しく紹介しています。ぜひチェックを!