新しい家具は買わず、古いもので十分
すべての画像を見る(全5枚)家具や調度品もわずかです。どれも古いもので、新たに買うことはありません。新品は気持ちよくても、古い家具を粗大ゴミとしてお金を払うことや、家財が増えることが望ましくないからです。室内空間や床面積を、少しでも広げたいと思うのです。
ものが多いと掃除もしにくいし、片付けるのも面倒になりがちです。アクリル製の引き出しや、雑貨類の整理用品に至るまで、増やさないようにしてきました。整理するためといっても、じつは見た目だけの事例が多く、ものが増える一方です。
それより中身を減らすようにして、衣類や台所用品を極力処分してきました。衣類を減らすコツは、衣替えの時期に長く着ていない服を手放すことです。
引き算することで、プラスになる暮らしとは、たとえばコサージュがついている帽子は一見おしゃれのように見えてもかえって平凡になる場合があり、外した方が顔を引き立てることがあるのに似ているかもしれません。
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