梅雨どきや夏場のメイクは、湿気や汗で気がつくとドロドロになりがち…。なるべく時間をかけず、ささっとお直しで清潔感を保ちたいものですよね。この時季のメイク崩れ対策について、自由が丘の美容サロン「Pur;Spa(ピュールスパ)」で長年、施術を行う美容家の木本早耶さんに伺いました。

メイク崩れを気にする女性
※画像はイメージです。(画像素材:PIXTA)
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梅雨から夏にかけてメイクが崩れやすくなる理由

一般的に、メイク崩れのおもな原因は、汗と皮脂によるものです。

梅雨の時期には、湿度が高いため、肌の皮脂が多く分泌しやすくなります。よって皮脂がファンデーションなどの油分と混ざりあってヨレやすくなってしまいます。

夏になり、温度が上がってくると皮脂に加えて汗もかきます。汗の水分がメイクを洗い流してしまうので、メイクが崩れやすくなってしまいます。

また、梅雨や夏の時期は、外気が乾燥する秋冬より肌がうるおっている感覚がありますが、インナードライといって肌の内部が乾燥する状態になっていることもあります。内部が乾燥すると皮脂をより分泌しやすくなるため、それが原因でメイク崩れを起こすこともあります。

湿気が多い日のメイク直しのコツ

メイクブラシでパウダーを塗る女性
※画像はイメージです。(画像素材:PIXTA)

湿度が高くなる梅雨時など、皮脂過剰でファンデーションがよれたときは、次の手順でメイク直しをするのがオススメです。

●(1)ティッシュで軽く押さえて皮脂をオフ

まず、崩れた部分をきめ細かなティッシュで軽く押さえて皮脂をオフしましょう。

とくに浮きの目立つ部分には、乳液や日焼け止めをティッシュに含ませて優しくふき取ると、皮脂とファンデーションが混じり合って酸化した状態で起きる“くすみ”も解消できます。

●(2)リキッドファンデーションを塗り直す

修整には、ムラになりにくいリキッドファンデーションを使うのがオススメです。

さらに透明感を出したい場合、パープル系のカラーコントロールファンデーションを選ぶと、肌のくすみを効果的にカバーできます。

●(3)仕上げにパウダーをブラシで軽くのせる

仕上げにシルクパウダー、タピオカパウダー、ライスパウダーなど多孔質構造を持つ天然素材のパウダーをブラシで軽くのせれば、皮脂を逃がし、さらりとした快適な肌を保てます。