料理や掃除など、日々欠かせない家事がたくさんあるからこそ、そのほかの家事はなるべく手放したい。約2年前に注文住宅を建てたESSEonlineライターの佐藤望美さんも、一からの家づくりを機に「家事ラク」ができる設備を考え抜きました。今回はそのなかでも「つけて本当によかった」と感じているロールスクリーンについて詳しくご紹介します。

カーテンレールはひとつも設置しませんでした
【After】わが家のリビング。カーテンレールはひとつも設置しませんでした
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外す、洗う、かける。なにかと手間がかかるカーテン

筆者は夫と小学生2人の子どもの4人暮らし。延床面積86.94平米(約26坪)の注文住宅に住んで丸2年が経ちました。

子育てや仕事で忙しく、家事にはなるべく時間も手間もかけたくない。そんな思いで、設計段階から「床掃除がスムーズにできるよう、家具を買わずにつり下げ収納にする」「ホコリがたまるテレビ台スペースはとらない」など、家事ラク目線で打ち合わせを進めてきました。

なかでもこだわったのは、カーテンをつけないこと。

カーテン洗いは、とにかくアクションが多い家事です。脚立を持ってきてフックから外す、たたんで洗濯機に入れる、取り出してカーテンレールに戻す…。外すのも取りつけるのも面倒なのに、1つの窓に対して厚いカーテンとレースカーテンがあり、さらに窓の枚数分の手間がかかります。

以前住んでいた部屋は、リビングだけでもカーテンが3セット必要でした
【Before】以前住んでいた部屋は、リビングだけでもカーテンが3セット必要でした

上の写真は以前住んでいた、建売住宅のリビングの様子です。リビングには大きな掃き出し窓が2つあり、さらに腰窓も1つ。リビングだけで6セットのカーテンを洗う必要がありました。4LDKだったので、さらに4部屋分の8セットも…。常にカーテンの洗濯に追われているような気分でした。