1:新しい人間関係で、いつもより少しいい私になれる
すべての画像を見る(全4枚)やめるのは簡単でも、新しく人間関係を築くには労力がいります。慣れない場所に出向き、慣れない人と会話をする。メイクをし、持ちものや衣類を選ぶ。いつもに比べたら数パーセント増しの気遣いや言葉選び、表情やふるまいが必要な場合があります。
「考えただけで疲れるわ」とおっしゃる方がいるかもしれません。とはいえ、毎日ではないのですから、大変とはいえできないこともない。そんな、“ちょっといい私を演じる”チャンスを大切にしてもいいと思うのです。人に会う機会が多い方は、自分みがきにも時間を割きます。それがお会いする方への配慮でもあるのでしょう。
そんな「ちょっといい私」を演じている間に、知らなかった自分の魅力に気がついたり、日々の小さな自分みがきが当たり前になって、定着していく場合もあると感じています。
2:さまざまな価値観を知ることができる
いつも同じ人とつき合い、「そうね、そうよね」と同じ価値観を共有して過ごしているとラクではあります。けれど、そうでない人とたまたま出会ったら「なぜ? どうして?」と戸惑います。ときにはイラ立ったり、怒りや悩みが大きくなることもあるかもしれません。
私たちは、“普通・一般的に”という言葉を使いますが、普通や一般的の感覚は人それぞれ異なります。自分の周りだけの共通認識でしかないことを知るには、そうではない人と出会い、感じてみたらいい。異なる多くの考え方や価値観を知っていれば、それもアリ、これもアリと許容範囲が広がります。おそらく、怒りやもめごとは減り、悩みは少なくてすむことでしょう。
3:人との出会いで会話の種が生まれる
さまざまな人に会うと、年齢に関わらず、学ぶことや教えていただくことが多くあります。相手の方はこちらに教えているつもりがなくても、楽しい話やちょっとしたしぐさを目にして、すてきねと感じること、マネしたいと思うことがあるものです。
人との出会いで感じたことや目にしたことは、さらに別の人との会話の種になります。いつも同じ場所で、同じことを繰り返していたら、新しいなにかが生まれることは少ない。けれど、新しい人との関係は、いつもとは異なる感覚に触れるチャンスであり、新たな話題が生まれるきっかけになるはずです。
●再び「今は」そんなときと考える
そして、この新たな人間関係もまた、ずっと続ける必要はないのです。「今のところは」楽しい。あのときは楽しかった! でよいと感じています。