「家の顔」ともいえる玄関は、家族みんなが毎日とおる重要な場所。常に清潔で整った状態を保ちたいものですが、一方で靴や小物が自然と集まりやすく、気づけばすぐに散らかってしまう厄介なスペースでもあります。そこで今回はESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーのむらさきすいこさんが、玄関をすっきり保つために日頃から心がけているポイントを2つご紹介します。

玄関
玄関をすっきり保つための2つのポイント
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<ポイント1>気づくと増えているものを見直す

玄関には無意識に増えてしまうアイテムが多くあります。スペースに限りがある場所だからこそ、まずは「増えがちなアイテム」を見直すことが、すっきりした玄関づくりの第一歩です。とくに意識したい3つのアイテムをご紹介します。

●傘

急な雨で購入したビニール傘や、使用頻度の低い折りたたみ傘などが傘立てに何本もたまっていませんか? こうした「間に合わせで買った傘」は、気づかないうちにたまり、使わないまま放置されるケースも多いです。

4人家族の筆者宅では、長傘は家族1人につき1本と予備2本の計6本、折りたたみ傘は4本と、「適正量」を設けています。新たに傘を購入した際は、古いものを手放すというルールを設け、常に一定量を守るようにしています。

●靴

長期間履いていない靴には、「履きづらい」「履く場面が限られている」「デザインが古い」など、必ず「履かない理由」があります。こうした靴が収納スペースを占領していると、湿度も高くなりがちなので、カビやにおいが発生しやすい季節に備えて、見直すことをおすすめします。

●シューケア用品

靴墨、防水スプレー、ブラシなどのシューケア用品も、気づけば増えてしまうアイテムのひとつ。どこになにがあるかわからず、同じものを何度も買いたしてしまった経験はありませんか? さらに、長期間使用せずに保管していたことで、劣化して使えなくなっている場合もあります。

増えがちなもの

そこで使用頻度の高いものだけを厳選し、ケースや引き出しなどにまとめて収納しておくことで、使いたいときにすぐ取り出せます。また、散らかりにくい玄関になります。