もうすぐ春が終わり初夏の陽気さえ漂う今日この頃。冬物の洋服はしまったという方も多いと思いますが、帽子のお手入れはお済みでしょうか? 洗える帽子と洗えない帽子、それぞれに合ったお手入れ方法や、型崩れを防ぐ保管のコツまで、メガネと帽子専門のスタイリスト里和(さとわ)さんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全12枚)まずは洗濯表示の確認から
帽子は、水洗いができるかどうかでお手入れ方法が変わります。なので、まずは表示タグをチェック!
水洗いOKなものも基本は手洗いで
水洗いOKでも、洗濯機でガシガシ洗うと型崩れのもとに。基本は手洗いです。
なんか大変そう…って声が聞こえてきそうですが、おしゃれ着と同じ要領なのでご安心を。具体的に説明していきますね。
●洗い
洗面台ボウルや洗面器にお水かぬるま湯を張って、適量の洗剤を溶かします。そこに帽子を沈めるように入れて押し洗いします。
汚れが気になるところは、洗剤の原液を古歯ブラシにつけて、トントンと軽く叩くように落とします。洗い終わったら、お水かぬるま湯ですすぎます。
●脱水
つばがある帽子は、クラウン(頭の部分)にタオルを詰めてネットに入れてから脱水を。こうすることで型崩れを防ぎます。
●乾燥
ニット帽を干すときは平置きで。それ以外のベレー帽やつばがある帽子を干すときはキッチンにあるアレを利用。
それがザル。ザルは通気性がいいので、帽子の型崩れを起こさずに乾かすのにピッタリです。
絶対に洗濯ピンなどでつるして干さないでくださいね。
洗えないものはホコリを払うだけでOK!
水洗いできないものは、ホコリを払ってからしまうようにしましょう。
一見汚れていなくても、ホコリがついたまましまうとカビの原因になったり、来シーズンかぶろうと思って出したらシミがついてる…なんてことに。そうなるとガッカリですよね。ホコリを払うだけでそういったことを防いでくれ、帽子寿命も長くなります。
使ってほしいのは、帽子用のブラシ。帽子全体を一定方向にブラッシング。ホコリを払うのはもちろん、表面が整って帽子がシャキッとします。
とはいえ、帽子用のブラシをお持ちの方は少ないかと思います。
なければ洋服ブラシで全体を、細かいところは柔らかめの歯ブラシ(未使用のもの)があると小回りが利きます。ただ、どちらも帽子用ブラシよりも固いことがあるので、優しくブラシを当てるようにしてくださいね。