ひとり温泉旅でも一度は行ってみたい草津や熱海、箱根などの有名温泉。しかし、せっかくの温泉なのに宿の選び方よってはかえって疲れてしまう可能性も。過去1500泊以上の温泉旅をしてきた植竹深雪さんが有名温泉地でひとり旅をする際の宿選びについて、避けた方がいいポイントとおすすめの宿について教えてくれました。
すべての画像を見る(全3枚)有名温泉地は、ひとり旅でも大丈夫?
ひとり温泉旅デビューを飾るときは、失敗したくないもの。そのため、こぢんまりとした素朴な温泉地にある小宿で、じっくりとよき湯を堪能して過ごすことがおすすめではあります。
ただ、草津温泉や熱海、箱根といった人気温泉ランキングで上位に入るような有名温泉地に行きたいときもあるでしょう。
それでは、有名温泉地は、ひとりに向かないので避けるべきなのでしょうか?
結論から申し上げますと、私は有名温泉地もひとり旅に適していると思っています。ただし、宿選びは慎重にしたいところはありますが。
ひとりで有名温泉地に泊まるとき避けたいポイント4つ
有名温泉地でひとり旅をするとき、避けたいポイントは、
・夕食も朝食も広い食事会場で、ビュッフェスタイルであるところ
・大浴場がものすごく広くて、ガヤガヤしがちなところ
・100室以上客室があるような大規模旅館であるところ
・食事処が個室でなかったり、パーテーションで区切られていないところ
なんとなく宿泊料金や立地のよさだけで宿を選んでしまうと、居心地が悪くなってしまう場合があります。これまでの経験上、とくに食事会場や提供スタイルは大事なポイントです。食事中はリラックスしたいのに、どこか落ち着かず、逆に疲れてしまったことも……。
大浴場だけではなく貸切風呂があるところや、部屋食がある湯宿であれば、ひとり旅でも過ごしやすいと思います。ただ、大規模な旅館だとどうしても収容人数が多い分、共有スペースは混雑しがちです。