短い作業時間で完了する、春の衣替えアイデアを紹介します。教えてくれるのは、整理収納アドバイザー・木村充子さん(現在50代)。ここでは木村さんが実践する、快適で使いやすいクローゼットに導く服の見直しポイントや、収納グッズの選び方などについて語ります。

木村さんクローゼット
衣替えで、すっきり使いやすいクローゼットにするコツは?
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まずは服の見直し。「着なかった理由」を考えてみる

幅115cmと小ぶりなクローゼットに、オールシーズンの服をすべて収納しています。そのため、衣替えは「今着る服」が取り出しやすいように、季節ごとにクローゼットの中で順番を入れ替える程度です。

衣替えで最初にすることは「服の見直し」。そのシーズン中に一度も着なかった服は、「着なかった理由」を考えます。このように、「なぜ手に取らなくなったのか」を明確にすると手放しやすく、今後服を購入するときにも役立ちます。最終的には「ちゃんと手入れができる適正量」になるように心がけています。

今回、冬服を見直して手放す対象にしたのは以下です。

●デザインがしっくりこなくなった服

木村さん手放した服

10年前に買ったコート。50代の現在は、デザインや丈がしっくりこなくなってしまったため、この冬着る機会はありませんでした。

●着ていてストレスを感じる服

ボリュームのあるニットは、重くて肩がこってしまい、暖房の効いた室内で着るには暑すぎました。このような着ていてストレスを感じる服も、手に取ることがなくなってしまいました。

●お手入れが面倒な服

毛玉がひどいニットは、毛玉取り機でお手入れするのが面倒で、一度も着ることはありませんでした。

収納ケースを統一し、すっきり感&使いやすさアップ

ニトリの収納ケース

洋服だけでなく、クローゼットの中の収納アイテムも見直します。収納アイテムを統一すると、見た目がすっきりするのはもちろん、使いやすさがアップして、衣替えがしやすくなると感じています。

現在、足元近くの収納にはニトリの「小物収納ケースFD・Lサイズ」を使っています。一段ごとの引き出しタイプのため、洋服の量に応じて増減がしやすく便利です。

IKEAの収納ケース

天袋ではイケアの「SKUBB」を使っています。冬の間は横向きに置いて、一度着たニットやストールの収納に使用しています。ボックスの中でアイテムを重ねる収納方法は雪崩(なだれ)が起こりにくく、取り出すときもスムーズです。