4:シャンプーや入浴剤などのストック類

実家には、トイレやバス用品のさまざまなストックがあふれていました。風呂場には大きなシャンプーのボトルが置かれ、脱衣所にはサンプルやお歳暮でもらった入浴剤や石けん、洗濯用洗剤が並び、使っていないバスタオルが積み重なっていました。

湿度の高い脱衣所には、どんなものも長期間保存すべきではありません。使いたいときには劣化している可能性があります。実家の脱衣所にあったタオルは、新品でもカビくさく、私は使う前にまず洗濯していました。

私自身はストックは最小限しかもちません。トイレットペーパーはAmazonで購入しているため、1ロールだけもつというわけにはいきませんが。

5:なんとなく置いてあるもの

トイレや浴室にはなんとなく置いてあるだけのものが意外とあります。私は、バスルームで使わないものはここには置きません。

実家のトイレには、ドアにカレンダー、壁には私が昔つくったジグソーパズルが貼ってありました。棚には私が大昔に置いたオーデコロンや文庫本、飾りものがずっと置きっぱなしでした。私も若いときは、トイレにいろいろな飾りを置いていたんです。

日本のトイレには、水を流すとタンクの上から水が出て手を洗える「手洗いつきトイレ」が多くありますよね。実家のトイレもこのタイプで、私はこの手洗台の蛇口に専用の飾りまでつけていました。

久しぶりに里帰りしてトイレに入ると、文庫本は黄ばみ、オーデコロンも香りが変わって、ともにホコリまみれでした。プラスチックの飾りも薄汚れていて、ますますトイレを近寄りがたい不浄の場所にしていました。

清潔にするためのものが逆にハードルを上げていることも

ライフスタイルに変化が生じやすい50代を過ぎると、「もっとラクに暮らしたい」「掃除を少しでも減らしたい」という気持ちが強くなると思います。トイレは毎日使う場所なので、真っ先に見直す価値がありますよ。

清潔にするために置いているものが、逆に掃除のハードルを上げているかもしれません。その視点でトイレや浴室に置いてあるものを見直してください。手放せば暮らしやすくなるものが見つかると思います。