災害が起きたとき、生活必需品がすぐに手に入らないことも。そのために必要なのが「備蓄」です。「ライフラインや物流の復旧まで1か月程度かかることを想定して備蓄している」と言うのは、国際災害レスキューナースの辻直美さん。今回は辻さんに、大人1人分の目安量を教えてもらいました。自分に必要なものと量を考える参考にしてみましょう。

備蓄食料例
2週間分の備蓄食料例
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2週間分の備蓄食料リスト

被災時、水がいかに貴重かを知る辻さんはかなり多めに備蓄。災害用の長期保存水ではなく、ミネラルウォーターを500mL、1L、2Lとさまざまなサイズで用意。「500mLは外出時に1本持って出て、帰りに自販機で買って補充しています」

・米 10kg

・パスタ(早ゆでタイプ)500g×5袋

・カップスープ×10個

・カップラーメン×5個

・レトルトパスタソース×20個

・レトルトカレー×10個

・レトルトご飯×30パック

・カセットコンロ×1台

・カセットボンベ×10本

ここで挙げた食料は大人1人が2週間食いつなげる量で、「これに冷蔵庫や冷凍庫にあるもの、乾物などを合わせれば1か月は大丈夫」

パスタはゆでたあと水洗いがいらないから被災時にも使いやすいので多めにストック。「調理するカセットコンロとボンベも忘れずに」(辻さん)

●心を癒やす嗜好品も大事!

チョコレートやクッキーなど「それを口にするとちょっと幸せな気持ちになる」と感じる嗜好品も忘れずに!

「ペットシーツ」があると便利。トイレ用品の備蓄リスト

トイレの備蓄アイテム

・ペットシーツ(レギュラー)×300枚

・新聞紙×30部

・45Lゴミ袋150枚

・トイレットペーパー×12ロール

ここに示した量を用意しておけば、ペットシーツを使った災害用トイレを150回使えるそう。トイレットペーパーは1回あたりミシン目2つ分を使うという想定。

●新聞紙はとっておこう!

体に巻けば防寒に、くしゃくしゃにすればストレス解消にと新聞紙はいろいろ使える便利アイテム!