新生活がスタートする春を疲れないで過ごす方法を紹介します。暮らしの変化はワクワクする一方で、ペースをつかむまではあわただしく、ストレスになってしまうことも。暮らしの変化を上手に受け入れて、日々をスムーズに送るためにできることを整理収納アドバイザーのおくむらまいこさんに伺いました。

リビングルームの写真
「ストレスをためない」新生活のおくり方
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1:冬のものは優先的に片付ける

ストーブ・毛布

気候が安定しないこの季節は、冬に使っていたものを片付けるタイミングを逃してそのままになっていることも。忙しい時期ではありますが、冬に使っていたものが片付けられていない場合は、優先的に片付けをすませましょう。

クローゼットに冬物のアウターやニットがそのままになっている場合は、まずはそれらの片付けから。来シーズンも着る予定のものはクリーニングやホームクリーニングで手入れをし、傷んでいたり今シーズンに活躍させられなかったものは今一度見直しましょう。かさばるアウターやニットが片付くと、クローゼットもすっきりします。

リビングでは厚手のブランケットなどを片付けて、インテリアのイメージを季節にあったものに。また、冬の間に使っていたストーブや加湿器などの家電も、メンテナンスをすませて片付けましょう。

冬に使ったものが片付けられれば、部屋の状態がすっきりするだけでなく、「早く片付けないと…」と思ってストレスになることもなくなります。

2:掃除はついでにすませる習慣をつける

洗面所の写真

掃除は日々の暮らしには欠かせないものですが、いつでも家じゅうをピカピカにしておく必要などありません。忙しいとなかなか掃除の時間をつくるのもむずかしいですよね。

そこでおすすめしたいのは、日々のルーティンと掃除をセットにして習慣化すること。

たとえば、朝顔を洗うときに洗面ボウルもサッと磨く、洗濯機を回す前にタオルで洗面台をサッとふき上げるなど。日々のルーティンのついでに掃除がすんでしまえば、あえて掃除だけをする必要がありません。

リビングではソファに座りながらカーペットクリーナーで汚れをとったり、ゴミの日に玄関をサッと掃除してからゴミ袋を閉めたり、なども取り入れやすそうです。

あくまでもついでに掃除するだけなので、念入りにする必要はなく、時間としても1~2分を目安に。小さいことですが、日々の習慣にすればこまめに掃除できるので汚れがたまりにくく、結果的に手間が減ることになるはずです。

サッと掃除するためには、「使う道具を手に取りやすくその場に置いておく」のがポイントです。