ハンガーは一度買ったりもらったりするとなかなか取り替えず、ちょっとした不便を感じつつ使っている人も多いのではないでしょうか。
「見た目を整える意味だけではなく、機能面でもハンガーを改めて購入するメリットがあります」というのは、整理収納のプロである、ライフオーガナイザーの下村志保美さん。詳しく教えていただきました。
ニトリとイケアのハンガーでもう「すべらない」生活に
ここでは私が実際に使ってよかった、ニトリとイケアのグッズをご紹介します。
●すべりにくい!着替えや洗濯干しの際にイライラが減るニトリの「すべりにくいアーチ型ハンガー」
すべての画像を見る(全11枚)これからの季節に出番が多い薄手の洋服。クリーニング店のハンガーだとツルツル滑り落ちて「せっかくかけたのに」とイライラるすことも。
「すべりにくいアーチ型ハンガー」は本当にすべらず、ストレスが激減します。
また、洗濯物を外干しする際。普通のハンガーだと肩の部分や襟の部分に洗濯ばさみを使って飛ばされない工夫が必要でしたが、そうすると洋服に洗濯ばさみの跡がついてしまいます。
洗濯を干す段階からこのハンガーを使うことで、風が強い日でも洋服を飛ばされてしまう心配が減ります。
・ニトリ すべりにくいアーチ型ハンガー(ラミー 3本組) 299円(税込)
●ハンガーを変えるだけで収納力もアップ
クローゼットスペースを有効活用するため、洋服をつるした下にカゴや収納ケースを置いている人も多いのでは。
そのときも、このハンガーは、ポールにかけるフック部分と本体部分がクリーニング店のハンガーに比べて短いので、同じ洋服をかけたとしても下の部分の隙間が数cm広くなります。
実際に長さを測ってみました。
クリーニング店のハンガーだとハンガーのフックの部分から裾まで74cm。
一方ニトリの滑りにくいアーチ型ハンガーだと同じように測っても67cmでした。
この数cmがあることでつるしている服の下に手を入れやすくなるし、カゴや収納ケースの中になにが入っているかも見えやすくなります。
●ジャケットの型くずれが心配なときはイケアの「ハンガー用ショルダーシェイパー」を追加して!
ジャケットなどしっかりしたものをかけると、細いハンガーだと肩のラインが心配に。そんなときにはイケアの「ハンガー用ショルダーシェイパー」が便利です。
・イケア BUMERANG ハンガー用ショルダーシェイパー 1本79円(税込)
こちらはイケアのハンガーに対応しているだけでなく、上記のニトリのすべりにくいアーチ型ハンガーにもジャストフィット。
上からかぶせるだけです。
これで男性用のスーツの肩にも対応。いくつか持っておくだけでハンガーの種類を減らすことができます。
ちなみにクリーニング店のハンガーにもぴったりでした。
このショルダーシェイパーはかなり使い勝手がよく、手元のハンガーをムダにせずお悩みを解決できます。
●ハンガーで洋服の定量管理が実現!
ついつい増えてしまう洋服もハンガーの数を決めておくことで定量を維持することができます。
クリーニング店や洋服を購入時にもらうハンガーはいつの間にか増えていきますが、お店でわざわざ購入するハンガーは自分で意識して買いたさないと増えません。
ハンガーがたりないな、と感じたら洋服が増えたというサイン。それは手持ちの洋服を見直す合図でもあります。
●すべりにくい故に「引っぱって取れない」というデメリットも
ニトリのハンガーは「すべりにくい」ということがウリ。ということはハンガーをクローゼットのポールにつるしたまま洋服を引っぱって取りたい方にはちょっとストレスかもしれません。
じつは私自身もそうでしたが、クローゼットをあけたときのすっきり感、そしてツルツルと洋服が落ちてこない安定感というメリットと比べてみて、私はメリットが多いこのすべらないハンガーを使うようになりました。
今では慣れてしまったのでストレスとも感じません。
クローゼットの見た目のゴチャゴチャ、洋服が多すぎることやツルツルすべり落ちることにストレスを感じているのであれば、このハンガーを一度試してみてはいかがでしょうか?