お金のかけどころは「自分ファースト」で決める

新幹線カタイアイス
グリーン車では、通称「カタイアイス」がモバイルオーダーできます
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仕事によっては交通手段や宿泊場所を先方が押さえてくれることもありますが、ほとんどの場合、いただいたギャラの中から自分で交通費や宿泊費を捻出します。根っからの貧乏性なのか、なるべく安い交通手段やビジネスホテルを探す努力は怠りません。

とはいえ、観光地の近くであれば観光の時間をとったり、その地に友人がいれば久しぶりに会って食事をしたりという時間も楽しみ。その費用は惜しまずに、旅のハイライトとして計上します。

先日の出張は、早朝に家を出て到着後すぐにウォーキングレッスン、そのあとは次の場所に移動して宿泊し、翌日もウォーキングレッスン三昧。そんな観光なし、友人との時間もなしというスケジュールだったので、体を休めるために往路は新幹線のグリーン席を押さえました。

事前の割引期間にグリーン席の予約をするだけでドキドキしましたが、これも「自分ファースト」のひとつ。静かな車内でレッスンのシミュレーションができて、よい時間を過ごせたと満足しています。

“仕事のついで”ではないひとり旅に憧れも…

神社の写真

私のように、家族を置いてひとり旅に出るというだけで、心の底に小さな罪悪感を抱えてしまう人も多いと思います。

私が“仕事のついで”のひとり旅にこだわっているのは、その罪悪感を少しでも消すため。「仕事で遠くに行くのだから、そのついでに多少羽を伸ばすぐらい許されるだろう」という言い訳をしつつ、旅立っています。

ただ、いつか“仕事のついで”という条件なしで、完全に自分だけのためにひとり旅をしたいなという思いもあります。家族や友人との旅行も大好きですが、ひとり旅特有の小さなドキドキ感と、だれに遠慮をしなくてもいい開放感が、私には合っているようです。