見栄をはったり、他人と比べたりして落ち込むこともありますよね。かつて、そんな自分の生き方に悩んでいたと語るのは、60代YouTuberのライフさん。現在は嫉妬や孤独などの気持ちと上手につき合うライフさんに、「心の平穏をキープする極意」を聞いてみました。
見栄をはること、マウントをやめた
「あぁ、やってしまった。ろくでもないことを言ってしまった」
とある集まりで同年代のメンバーに少しはり合うような態度をとられた私は、いわゆるマウント合戦をしてしまったのです。若い頃はこうしたやりとりが当たり前のようにありましたが、そういう場から距離を置き、時間が経っていたにも関わらず、やってしまったマウント合戦。
家に帰って冷静になると、もうこんな思いはしたくないと思うほどの恥ずかしさに襲われました。年齢を重ねたことで、客観的に自分を見ることができるようになり、ようやく未熟さに気づけたのだと思います。
二度と同じことはしないと決心した私は、見栄をはることもやめました。すぐばれるし、自分を嫌いになることは目に見えていたから。
●「いいところ」をほめたら人間関係が円滑に
これからは、自分の自慢をするのではなく、相手のいいところをちゃんと言葉にしてほめようと思ったのもそのときです。お世辞は言えない性分なので、ほめるのはもちろん本当にいいと思ったことだけ。
すると「この人自分のことをちゃんと見てくれる人だ」と安心してもらえるのか、相手のほうから素の自分を見せてくれるようになってきて。どんどん人間関係がよくなってきている気がします。家族に対しても同じこと。ほめ言葉は「あなたのこと、いつも見ているよ」のサイン。夫や子どもにも私の思いが届いていますように。