片付けている中で、捨てるか残すか、悩んでしまうものはありませんか? 60代になって「終活」の一環として片づけと捨て活を続けているpokkomaさんは、一旦は手放す決心をした「ひな人形」がいざ手元を離れるとなった時、やはり手放せないと考えて残すことを決めたのだそう。そんな経験を繰り返し「ただ単にものを減らし手放すことだけが終活ではない」と気づいたpokkomaさんの体験談をご紹介します。

捨て活
60代で「終活」の一環として、捨て活を始めたpokkomaさんが気づいたことを紹介します
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ものを減らす「終活」を始めた

ゴミ
悩まず簡単に処分できるものはまとめて手放す

50代60代になると親の遺品整理、空き家整理を経験する機会も増え、自分たちが経験した労力や費用を顧みて、わが子に同じ思いをさせたくないと思う方も多いのではないでしょうか。単に不要品を捨てるのは容易なことですが、思い入れのあるものや、そのものが思い出や誰かと繋がるものであれば、なおの事迷ってしまいます。

収納場所を占領する「ひな人形」

ひな人形
押し入れを占領するひな人形セット

先ほど述べた「思い出」があって捨てにくいものの代表格がこちらです。年に一度、わずかな期間しか飾らない季節行事の品々の中でも、収納場所を大きく占領してしまう「ひな人形」。近年では家の広さに合わせたコンパクトなものも販売されていますが、とはいえやはり大きな荷物のひとつになります。

「捨てよう」のきっかけは片付け番組への出演

ひな人形

両親から娘に買ってもらったひな人形。最初の2~3年までは毎年飾り、その後30年近く押し入れの奥に追いやられていましたが、初孫が生まれたのがきっかけで、ここ数年は毎年飾るようにしていました。

転機が訪れたのは2年前、とある片付け番組に出演した時のこと。「断捨離」でおなじみのやましたひでこさんに「このおひなさまはこれからも飾るの?」と問われ、即座に「飾ります」と返事をしたのですが、実際のところは迷いが続いていました。

その迷いがきっかけで、今度こそは手放そうと、娘と人形供養の為の旅をする段取りまでしていたのですが…