“ミキティ”の愛称で知られ、タレントとしてテレビなどで活躍する傍ら、3児の母として幅広い層に人気を誇る藤本美貴さん。3月7日公開の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』にはゲスト声優として出演しています。今回はそんな藤本さんに、『映画ドラえもん』にまつわるお話をたっぷり伺いました。
すべての画像を見る(全3枚)自身も家族も喜んだ!2回目の『映画ドラえもん』出演
2年ぶり2度目の『映画ドラえもん』シリーズに出演した藤本さん。再オファーを受けたときの気持ちを伺うと、「本当にうれしかった!」と笑顔で語ります。
「『映画ドラえもん』に出演できるなんて、芸能生活をしていても1度あるかないかだと思っていました。まさか再度出演できるなんて! 光栄ですし、とてもうれしかったです。机に台本を置いていたら“ドラえもん”って文字を見つけた子どもから『え、ママまたドラえもんやるの?』って。家族もめちゃめちゃ喜んでくれました」(藤本さん、以下同)
子どもたちだけでなく、夫の庄司智春さんからも「すごいじゃん。やったね!」と声をかけられ、「みんなで映画館に見に行こうね」と約束もされたそうです。ちなみに、今回どの役を演じたかは、まだ家族には秘密。
「前回は先生役だということは事前に教えていたので、私がしゃべると『ママしゃべった!』みたいな感じで、うれしそうにこちらを見てきたんですよね。でも今回はなるべく情報をシャットアウトして、あえてこのまま言わないで見せたい! 『ママはどの役でしょう?』みたいな。そういった意味でも楽しみですし、子どもたちがわかるのか気になりますね」
アフレコは、しずか役のかかずさんに助けてもらった
今回、藤本さんが演じたのは、本作の舞台である絵の中の世界・アートリア公国の「王妃」で、4年前に突然行方不明になった娘を探し続ける心優しい母親です。演じた感想を伺うと、「前回のパラダピアの先生役よりも難しかった」と振り返ります。
「私も子どもがいるので、子をもつ“母”という気持ちは分かるんです。だけど、私生活で“王妃”にお会いしたことはないですし、イメージもつきにくくてわからないことだらけ。セリフも、前回と比べて、泣いたり笑ったり、びっくりしたり、食べたり、倒れたり…っていう動きが多くて、すごく難しかったです。その分、チャレンジさせていただきましたね」
そう語る藤本さんですが、一方で娘が帰ってきたときの安堵感や「会いたかった」という気持ちは、等身大の自分でも共感できる部分だったそう。
「その“心優しき母”の気持ちは大切にしつつ、一国の王妃として『ドラちゃんたちをもてなさなきゃ!』っていう気持ちももって演じました」
王妃と母のバランスを考えて役づくり。実際のアフレコの現場ではしずか役・かかず ゆみさんに助けられたといいます。
「声で感情を表現するのがやっぱりとても難しくて。それをかかずさんが『こういう風にやったらどうですかね?』とか実際に1回やってくれたり、『こんな感じでやるとちょっとこういう雰囲気が出ると思います』とかアドバイスをくれたんです。本当に助けていただきました」