子どもたちの独立で久々のひとり暮らしをすることになり、軽トラック2台分の荷物を処分をしてコンパクトな物件に住み替え。インスタグラムで発信する「持たないおひとりさま生活」が、幅広い世代の共感を集めているようさん(現在50代)。ここでは、厳選したお気に入りに囲まれたようさんの暮らしを切り取った著書『50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常』から、大がかりな捨て活後に残した3つの家具と、もの選びの基準について抜粋して紹介します。
すべての画像を見る(全6枚)最後に残した家具は3つだけ
前の家で使っていた家具は、15年から長いもので25年以上使っているものばかりだったので、ほとんど処分することにしました。
引っ越しのときに持ってきた家具は、寝室にある薬箪笥(くすりだんす)と長持(ながもち)というフタつきの収納箱、リビングにあるチェストの3つだけでした。どれも形や雰囲気が大好きで、「これから先も使い続けたいな」と心から思ったもの。また、どれも収納ができて実用的というのも大きな決め手です。
薬箪笥と長持は、昔、上海に住んでいたときに購入したものです。
小さな引き出しが並んでいる薬箪笥には、細々した日用品を入れています。文具類、コード類、電球など、引き出しごとに定位置を決める代わりに、中はざっくり入れるだけでOKにしています。引き出しの中身はきれいに整えなくてもいいと決めたら、とてもラクです。
フタつきで使い勝手がいい長持。来客用の布団を収納しています。
25年以上愛用しているアンティーク調チェスト。天板が観葉植物やインテリア小物を飾れるスペースになりますし、引き出しつきで収納力もあるので、きっと新居でも活躍してくれるだろうなと思って持ってきました。