片付けサービスは予約開始1分で満席、3400人もの家を片づけた、おうち片付け専門家の香村薫さん。そんな香村さんが普段は有料で提供している片付けメソッド「書き出す片づけ」は、片付けが苦手、リバウンドを繰り返す、忙しい…そんな人にこそぴったりだと言います。今回は、「書き出す片づけ」で家のなかが劇的に変化したOさんの実体験ルポを、ビフォーアフターの写真つきで紹介します。

家の片づけビフォーアフター
劇的に変化したOさんの自宅のビフォー・アフター
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「書き出す片づけ」とは?

物があふれた寝室
片付け前のものがあふれた寝室

手を動かす前に、頭のなかで片付けを進める方法。

(1) まず片付けのゴールを考え、そのあと、場所ごとにものを数えてノートなどに書き出し、分類。

(2) 次に収納場所ごとに配置図を描き、どこになにを収めるのかを決めます。配置図は何度描いてもOK。あれこれ悩んで描き直すほど、リバウンドしない収納になります。

配置図が完成したら、片付けは終わったも同然。

(3) 描いた内容に合わせ、手を動かせば完了です。

配置図を描くところまで(1・2部分)はノートがあればどこでもできるので、忙しい人も家の外で片付けを進められます。また、何回でも試行錯誤できる点や、隙間時間を使える点など、片付けが苦手な人にこそおすすめしたい片づけ方法です。

今回は、「書き出す片づけ」を通して、暮らしが大きく変わったOさん宅を紹介。家じゅうにものがあふれてイライラする毎日から、すっきりゆとりある暮らしに大変身しました。

暮らしが整って快適な生活が送れるように ~Oさん(48歳・愛知県)のケース~

すっきりした寝室
「書き出す片づけ」で驚くほどすっきり

夫49歳、長男9歳、次男7歳の4人家族。家じゅうが散らかり、お手上げだったというOさん。子どもたちのためにも片付けを決意したそう。

「どこもかしこも散らかっていて、なにから手をつけてよいかわからず、途方に暮れていました。いろいろな片付け方法を試しては失敗する日々…。ものが多く、毎日探し物をしていた状況でしたが、散らかった状態だと子どもたちが家のなかで安全に過ごせないと思い、片付けを決意しました。

『書き出す片づけ』は、まずは頭で考えてから手を動かす流れなので、片付けをすき間時間に進められるのが助かりました。納得がいくまで考え抜いた配置図どおりに整え、ものの量を減らしたことで、生活が格段にスムーズに! 自分でしっかり考えて片付けを進められたので、今のところリバウンドもなし。親も子どもも快適に過ごしています」(Oさん)

毎日探し物をしていた日々から、“ものを探すロスタイム”がなくなったのが喜びに。