「夢中になれることがある。それが元気の秘訣です」と語ってくれたのは、92歳の現役バレエ講師、雑賀(さいが)淑子さん。今回は「今」を満喫して日々幸せに過ごす雑賀さんの、1日の過ごし方や考え方を覗いてみましょう! ESSE読者に向けたアドバイスもいただいたので、ぜひチェックしてくださいね。
すべての画像を見る(全5枚)新しいものも積極的に取り入れて健康をキープ
カメラを向けると、「バレエのポーズ、なにかしてみる?」と、茶目っ気たっぷりにポーズをとってくれた雑賀淑子さん。日本を代表するバレエ団のプリマとして活躍した雑賀さんは、92歳の今も自身が主宰するバレエスタジオで、後進の指導にあたっています。
「『バレエができないなら死んだ方がいい!』が私の口グセ(笑)。踊り始めて83年になるけれど、今もバレエに夢中なの。振りつけを考えていたら朝になっていた、なんていうこともあるくらいなのよ」
心身のケアを欠かさないのは、ずっとバレエに携わっていたいから。健康をキープするため、エクササイズや食べ物など、周りの人からすすめられたものは積極的に取り入れているのだそう。
「今のところ、人の手を借りずにバレエの指導も家事もできているのは、バレエのおかげね。好きなことがあるって、とても幸せなこと。それはなんでもいいと思うんです。『ESSE』読者の皆さんはまだお若いと思うけど、ぜひ好きなことを見つけてもらえたら。そうすれば、きっと将来も楽しく過ごせるんじゃないかしら」
買い物は1日おきに。
「行かないとお店の人に心配されちゃうの(笑)」。
就寝前は交流のあった吉沢久子さんの本を読むのが習慣。
しあわセンパイからのMessage
「何歳からでも“好き”は見つかる!」
たとえ1人になっても、好きなことが自分を支えてくれる。何歳からでも“好き”は見つかりますよ。
レッスン場にはパリで教えを受けた恩師や仲間の写真が。
20年以上続けている琵琶は、海外で演奏することも。