料理が苦手で時間がなくても自炊を続けるコツをご紹介します。「毎日の食事を自分のためだけに手間をかけてつくるのは面倒ですが、外食やコンビニ弁当に頼りすぎると体が心配に…」と話すのは、団地でひとり暮らしをしているきんのさん(55歳)。そこで、バランスの取れた食事をするために試行錯誤した結果、「ズボラ食ルーティン」にたどり着いたそう。きんのさんに、おひとりさまの自炊生活のポイントをレポートしてくれました。
すべての画像を見る(全7枚)ひとりの食事は面倒、でも体にいいものをとりたい
ひとり暮らしの食事、自分のために毎日献立を考えたり調理をしたりは面倒ですよね。
喜んでくれる人がいるならつくりがいもあるかもしれませんが、時間もないし自分が食べるだけならなんでもいいと思ってしまいます。ひとりならコンビニ弁当やお総菜、外食利用と割りきったほうがタイパがいいし、場合によってはコスパもいい。なにより自分でつくるよりうんとラクだなと感じます。
でも、食べたもので自分の身体がつくられる。
若いときは気がつきませんでしたが、バランスの悪い食事や濃いめの味つけは人生後半から顕著に体調に出始めました。若いときのツケを払いつつ50代を生きている私は、タンパク質不足で筋力は落ち、骨密度も年齢標準以下になっていました。
その反省もあり、最低限の栄養がバランスよくとれて、料理が苦手で面倒くさがりでもなるべく持続可能な自炊生活ができるように取り組んでいます。
料理好きな方からは笑われてしまうぐらいのズボラ食ですが、料理が苦手な私はこれで精一杯、このレベルでも以前より調子はよくなっています。
このままではダメだと思いつつ外食やコンビニ弁当生活が続いているおひとりさまはもちろん、老後のひとり自炊のハードルも下げられる内容だと思いますので、参考までに私がやっている方法をご紹介したいと思います。
「ズボラ食ルーティン」に向く人
食事にかける思いは人それぞれ、やり方にも向き・不向きがあります。「食こそ生きる楽しみ!」とグルメを追求される方にはこの方法は向きません。
ではどんな人にオススメするかと言うと
・料理は苦手だけど、毎食外食は高いし健康面で不安を感じる人
・毎日同じような食事で飽きたという感覚がない人
・おいしいものは好きだけれど特別な食事はたまにでいいと思う人
・手間のかかる料理は外食、自分でつくるならラクな方がいい人
・毎日1食ぐらいは必ず自炊しようと思える人
料理が苦手だったり面倒くさがりな人はそもそも自炊ハードルが高いので外食やコンビニ弁当率が高くなりがちです。今までつくらなかったのに急に100%自炊に変更できるわけもありません。
外食や総菜などを組み合わせつつ徐々に自炊率を高くするのはいいと思いますが、つくったりつくらなかったりだと食材が無駄になる可能性も。最低毎日1食は自炊を続けると決意できる人であれば、ズボラ食ルーティン成功の可能性が高いでしょう。