日本人って他国と比べてどう? 海外に行くと、当たり前のように感じていた習慣に驚かれることも。50代でスペインに留学しているRitaさんが、実際にスペインで驚かれた日本のことについて紹介してくれました。

餅つき
海外の人が驚く日本人の特長って?
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スペイン人が疑問を抱く日本人の“当たり前”

日本では当たり前に繰り返していたことが、海外に住むと珍しく思われることがあります。たとえばお辞儀ひとつとっても「よく頭を下げるけれど、どういう意味があるの?」と聞かれ、「ハグやキスはどうしてしないの?」と驚かれることも。

日々感じる日本人ならではの違い、“スペイン人と比べると日本人ってこうなんです!”をお伝えします。

日本人はお弁当に手を込めすぎてない?

ランチ

スペインでも学校や勤務先に昼食やお弁当を持参する人は多いですが、その中身はとてもシンプルです。バゲットにチーズとハムを持ってきてはさんでほおばる人、プラスチックのボックスに炒め物を入れたりパスタを入れたり、でも中身は一種類です。

日本のお弁当サイトを見せてみると、「これはなに? おやつ?」「え、お昼ごはん?」ととても驚かれました。色鮮やかにに並ぶ様々な食材を見て「だれが考えるの? いつつくるの? こんな小さな箱でお腹いっぱいになるの?」と理解が難しいようで、質問が止まりませんでした。

日本人は夕食を食べすぎかも?

ディナー

スペイン料理で有名なパエリア。お米料理なので夕食にゆっくり食べるようなイメージでしたが、スペインでは夜ではなく昼に食べることが多いようです。夕食はいたってシンプルで小皿が何枚か並ぶ程度。また、夕食時間のスタートが21時頃と遅めなので、サクッと食べてサクッと解散するのが基本のスタイルです。

日本の夕食のように前菜にメインにデザートに…お酒も次々お代わりすると「夜なのに?そんなに食べるの? まだ飲むの?」と驚かれてしまいます。

日本人の言う「いただきます」「ごちそうさま」ってなに?

レストラン

スペインでは「いただきます」「ごちそうさま」と同じ意味合いの単語がなく、食事前後の声がけもありません。近い意味合いとしては「お腹がすいた」「もうお腹いっぱい」という言い方がある程度。私はどうしても癖で食事のたびにつぶやきながら手を合わせてしまい、その姿をおもしろがってマネする友達もいました。

感謝の気持ちを常に口にする日本の風習、魅力的な習慣のひとつだと思いますが、スペインでは「なにしてるの?」と聞かれます。