寒い冬は、温かい温泉に入りたくなります。時間を気にせず、好きなだけ温泉を楽しみたいなら、ひとり旅がおすすめ。ここでは、温泉大好き芸人の友近さんの、温泉の三昧の楽しみ方をご紹介します。旅の行き先は、大分県の日田(ひた)温泉です。
蒸されて体を整える「鉄輪温泉」と硫黄泉の「明礬温泉」の湯巡り
温泉通になってきたのか、温泉の泉質優先で旅先を決めるようになってきました。アルカリ性単純温泉が基本好みですが、もっと好きなのが硫黄泉! 今回は、硫黄泉を求めて大分県に行ってまいりました。別府には温泉郷が8つあり、別府八湯と呼ばれているんです。
最初は、湯治場の雰囲気が残る鉄輪(かんなわ)温泉に行きます。腰が悪いのと肌荒れもあるので、とにかく治したいという思いでいざ「鉄輪むし湯」に! あえて、お温に浸(つ)かるのをメインとはせず、蒸されて体を整えるということに重きを置きました。あーすっきり。むし湯から出たらすぐ、横にある浴室に行って温泉に浸かるんです。なんて天国なの!
さあ次は、硫黄泉メインの明礬(みょうばん)温泉。日帰り温泉が沢山ありますので、宿泊しなくてもいろんなお湯を楽しめます。私が訪れたのは「湯屋えびす」さん。乳白色の硫黄泉と無色透明の単純泉の2つの泉質のお湯があります。目的は硫黄泉ですから、もう迷わず、乳白色の硫黄の匂いがプンプンのお湯にまっしぐらです。
渓谷の絶景を味わいながら、存分に温泉を楽しむ至福のひと時
今回のお宿は「奥日田(ひた)温泉 うめひびき」さん。昔の天領・日田の奥座敷にある梅の郷(さと)です。目の前に大山(おおやま)の響(ひびき)渓谷を望み、絶景を味わいながら温泉に浸かれるというお部屋、いざ入室!
部屋の扉を開けてデッキに出ると、大きめの温泉露天風呂があります。お湯を見たら、お茶やお茶菓子を食すより前にもう、服を脱ぎにかかっておりました。入室して1分50秒ぐらいで、お湯にチャポンです。く~~あったまる~、こちらは、硫黄泉ではなく、単純泉というベーシックなお湯なのですが、絶景を眺めながらの入湯ですから、それがごちそうといった感じで、これまた大満足。何度も入っちゃいますよ、部屋にあると。