6年前に家を建てたライターは、広くて明るいリビングにするために、勾配天井のリビングを採用しました。おかげで、日当たり条件の限られた密集地でも、明るくて開放的なLDKができたのですが…。「エアコンが効きにくく夏暑く冬寒い」「高い天井に取りつけたダウンライトの照明が遠くて暗い」といった悩みが発生。あとづけの工事で費用もかかることに。詳しく語ります。

勾配天井
屋根表しの勾配天井にするとリビングは広々。しかしデメリットも…
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2階LDKの一部を勾配天井にした間取りに

家の配置図

筆者は、2018年にハウスメーカーで、延床面積32坪の家を建てました。夫婦と3人の子ども(小学生~高校生)の5人家族です。

家を建てるにあたって、家族5人がそろっても窮屈に感じない、広々したリビングにしたいと思っていました。

しかし、選んだ土地は、住宅が密集した、南北に細長の土地。1階にリビングをつくると、どうしても日当たりや広さが限られます。そこで2階リビングの間取りを選択。さらに勾配天井を採用し、天井高を高くしました。

間取り図

勾配天井になっているのは、約22畳あるLDKのうちの13畳ほど(上の図の黄色い部分)。屋根の形状に合わせた、大きな三角形の勾配天井です。いちばん高い部分の天井高は370㎝あります。その結果、家族全員がリビングにそろっていても、広々と感じる空間ができました。

しかし、暮らしてみると勾配天井のLDKにしたことで、デメリットもありました。詳しくレポートします。