料理家・行正り香さんのキッチンには、毎日の料理が楽しくなる工夫が満載。美しく使いやすいだけでなく作業効率が上がるキッチンは、映画『恋愛適齢期』を参考に、アメリカ東海岸の家をイメージしたといいます。今回は、そんな行正家のキッチンの5ルールを紹介します。
すべての画像を見る(全9枚)美しく使いやすいキッチンなら、毎日の料理が「面倒」から「楽しい」に
行正さんにとって、キッチンとは楽しく、気分よく過ごす場所。
「せっかく毎日の食事をつくるのであれば、その時間を面倒と思うより、最大限楽しもうと思うのです。そのためにも、キッチンは掃除がしやすく整っていることや、ものをストレスなく出し入れできること、一連の作業が流れるようにできることが大事。今回ご紹介するキッチンでも、そうしたことを考え抜いて、収納の方法などを工夫しています。
さらに、音楽をかけたり、照明の明るさを調整したりして、料理中の気分を盛り上げることもとても大切なこと。それだけで、キッチンに立つときの気持ちがまったく違ってくるのですから。使いやすく、目にもうれしいキッチンなら、毎日の料理がもっと心躍る作業になるはず」(行正さん)
ゆとりあるキッチンをつくる5つのルール
行正さんのキッチンには、マネしたくなる5つのルールが。見た目だけでなく、実用性も抜群なこだわりがいっぱいです。
●ルール1:ゴミ箱や冷蔵庫まで。基本は隠す収納
「毎回掃除をし、作業の流れをイメージしてから料理を始めます。そのためには外に余計なものが出ていないことが大切」
ゴミ箱もシンク横の引き出しに収納。統一感を出すために、冷蔵庫も扉の奥に隠しているそう。
●ルール2:奥まで取り出しやすい収納でストレスフリーに
行正家のキッチン収納は、大半が引き出しです。
「戸棚は奥のものが取りづらいですが、引き出しならそのストレスがありません」
フライパンや鍋も引き出しに入れると、さっと取り出せます。
引き出しに木の箱を入れてカトラリーを収納し、出し入れしやすい状態に。 持ち手つきの箱なので、引き出しから取り出せるのも便利です。