紙派はもちろん、デジタル派の方にもおすすめの手帳の活用法を紹介します。団地にひとりで暮らすきんのさん(55歳)は、50代前後で仕事の役割や生活環境が変化して、今まで利用していた手帳がしっくりこなくなったそう。「暮らしに合わせて手帳を変えてみたら少しずつ生活が整い始め、やりたいことができるようになった」と話すきんのさんに、手帳の活用方法をお聞きしました。
すべての画像を見る(全9枚)過去と未来をつなぐ、夢をかなえる手帳術
手帳はスケジュール管理だけでなく様々な利用価値があります。手帳で瞑想というと大げさですが、ジャーナリング(思考整理)効果で、ストレス軽減&やりたいことがちょっとずつ実現しています。
手帳は必要ないと思っている人でもこのやり方ならなにかしら書くことが見つかり、書くことで生活や自分を見つめ直すきっかけになることもあります。参考までに私がやっている活用法をご紹介いたします。
スケジュール管理だけならスマホで十分
手帳を活用する目的の大部分はスケジュール管理。
たとえば、
・仕事や休みのスケジュール
・遊びや旅行、お出かけ、イベントのスケジュール
・子どもや家族の予定
・誕生日や記念日、命日など大切な日
・発売日や予約日、セールの日程
などを記入することが多いですよね。
私の場合、込み入った予定がある日はほぼありません。予定の管理はザクっとでOKなので上記のような内容ならスマホのアプリで十分です。
普段は手帳を持ち歩かず、スマホだけあればいいので荷物も軽くて済みます。デジタルなら処分したくなったときにポチッと一括消去できてラクなところも気に入っています。じつはスケジュール管理だけなら手帳は必要ないかもと思っています。
心が軽くなる、楽しい「自分手帳」の書き方例
手帳はなくても困らないので、一時手帳をやめていた時期もありました。手書き手帳を復活させた理由は日々のモヤモヤ、自分の物忘れや記憶のあいまいさが増えてきたためです。
記録したり、手書きで書き出すことで心が軽くなり、ハンコやシールなどで仕上げることも楽しくて、今はスマホでスケジュール管理しつつ手書き手帳を続けています。手帳には日記にするほどでもないつぶやきや、思いつきなどを走り書きしています。
主に書いている内容は
<記録、感想>
・読んだ本、映画の記録
・体調、運動の記録
・購入したもの
・心に響いた言葉
・学んだこと
・捨てたもの、手放したもの
・特別な出来事、お出かけ、出会った人など
本や映画、手放したものなどを記録しておくと達成感があります。学んだことや運動の記録は自己肯定感アップにも繋がります。
<自分について>
・自分らしさ、自分軸
・目標(今月・今年・5年後・10年後)
・好きなこと、嫌いなこと、得意なこと
・うれしかったこと、自分を褒めたこと
・ルーティン、習慣にしたいこと
日々の出来事を振り返って「なぜそう思ったのか」など自分について考え、書くことで自分を俯瞰でき、気づくことも多くあります。
<リスト>
・欲しいものリスト
・行きたい場所リスト
・テンション上げ(気分転換)リスト
・やりたいことリスト
・やらないことリスト
・家事リスト(大掃除や家事ルーティン)
・文具リスト(ハンコ、マスキングテープ、ペンなど)
リストとしてまとめておくと活用しやすくて便利です。手帳に書くことがなくて余白を持て余し気味な時は文具を利用し効果的に使うのも楽しいので、すぐ使えるように手持ちの文具リストも用意しています。