ライフスタイルや考え方で変わったこと、変えたこと

仕事をする大塚さん
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「ルーティーンとしての整理整頓が得意ではなく、そもそもダウンサイジングの観念がない。自分のライフスタイルに合わせていくだけ」という大塚さんですが、60代以降、生活の変化にともなうシフトチェンジがありました。

「必要最小限のものと暮らすこと。これから訪れるであろう生活環境の変化に対応して気軽に移動ができたり、もし自分が病気になってほかの人が片づけなくてはならない状況になった場合に、できるだけ簡単に済むように。ものを増やさないと決めてからはすべてできるだけ見ないようにしています。展示会でも、いつも着るブランド以外は“自分が着たい服”として見るスイッチを入れないように。ロケの合間にお店をぶらぶら見てまわることも避けています。まずは目に入らないようにすること。あとは、本や写真集で欲しいものに出合ってしまったら、コロナ期のあの大断捨離の引っ越しを思い出すようにしています。それでも欲しければ買います」

大塚さんプライベートショット
コロナでの仕事の休止期間に始めたワインバー「OZAWA」でサービスのお手伝いを

その代わりに、行ったことのない場所に行ったり、新しいことを始めたり、人に会うことを意識的に実践しています。夫の馬場さんが休日のときには、映画や美術館などに行き、そのエリアで早めの夕食を。新しいお店にトライすることも積極的に。

「いつどんな理由で行けなくなるかわからないので、誘われた外出や旅行など、ご縁があったらプライベートのお誘いもできるだけ受けるようにしています。あとは、最も大切なのは60代以降だから変えなきゃと思う必要はないと思います。服装も、ライフスタイルも一層若くなったっていい。60代以降の服装…日本に戻ると寂しく感じます。日本では若くてきれいな女性はたくさんいますが、すてきな60代が少なく感じるのは服装のせいかもしれません。そんなに早くオシャレをあきらめないでもっと楽しめばよいと思います。歳にとらわれないでやりたいことをやる!」

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