運動習慣がない人にこそ注目してほしいのが、世界一簡単といわれる「3 秒筋トレ」。「特に60代以降は若い頃と比べると筋肉量は20~30%も減少します」と教えてくれたのは、理学療法士の中村雅俊先生は「3秒筋トレ」の考案者。3秒の短さ&特別な道具不要の手軽さで、若々しさのカギを握る筋肉を効率よく鍛えられます。今回は、第二の心臓であるふくらはぎの鍛え方を教えてもらいました。

イスの後ろに立つ
3秒筋トレの「かかと下ろし」を紹介。まずはイスの後ろでスタンバイ。
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第2の心臓、ふくらはぎを鍛える「かかと下ろし」

1セット×10回でふくらはぎを簡単に鍛えられる! 「かかと下ろし」を紹介します。

●スタンバイ

イスの後ろに両脚を腰幅に開いて真っすぐ立つ。背もたれに両手を添えてバランスをとる。

●STEP1

つま先立ち
ひざをしっかり伸ばして曲げない

かかとをできるだけ高く引き上げ、つま先立ちになる。

●STEP2

かかとを下ろす
ふくらはぎに体重がかかっていることを感じる

3秒かけて5カウントする。まず、「1」と声に出してカウントしながら、かかとを真ん中あたりまで下ろす。

●STEP3

かかとを床すれすれまで近づける

「2、3、4、5」と声に出してカウントしながら、かかとをゆっくり床すれすれまで近づける。

Q:短時間で効かせるコツはありますか?

A:「2、3、4、5」はゆっくりした動作を心がけて

カウントの後半はできるだけゆっくりやるのがコツ。じっくり耐えることで、短時間で筋肉に負荷がかかります。最初はドスンとなりがちですが、続けると筋力がつき、動きもなめらかに。

Q:ウォーキングやラジオ体操だけじゃダメ?

A:それだけでは不十分なことも。3秒筋トレをプラスして

ウォーキングは持続力をもつ「遅筋」を鍛え、ラジオ体操はウォーミングアップに適する運動です。どれも大事ですが「速筋」を鍛える3秒筋トレと目的が異なるもの。プラスして行うのがベター。

 

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