あれこれ抱え込んでしまうのは、「不安」が原因?
すべての画像を見る(全2枚)私たちが、あれこれ抱え込んでしまうのは“不安”が引き金。たとえば、日用品や食品のストック。あなたのご家庭ではどのくらい備蓄していますか? どれくらい減ったら購入しますか? 私の考えでは“なくなったら買う”で、十分だと思うのですが、一緒に暮らす娘には「なぜ、余分に買わないのか?」と指摘されます。そして、ストックを補充するとき、娘はいつも「これで安心」とつぶやくのです。
「ある」と安心、「ない」と不安であるのなら、転ばぬ先の杖となってどんどんものが増えていきます。ところがものが増えると、実際にはそれを管理する手間や時間が増えて、その分、自由が失われていき、それがしんどさになるのです。
つまり、家の中に不要なものがたまるほどに、自分のエネルギーを吸い取られてしまいます。本来、家というのは外で奪われたエネルギーをチャージする場所です。それにもかかわらず、疲れが取れなかったり、なにかをやろうという気が起きないなら、その原因はチャージできない環境にあるのかもしれません。
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