女優の杉本彩さんもアドバイザーとして協力するペットの殺処分をテーマにしたマンガ連載が始まるなど、ペットブームの陰にある、飼育放棄や虐待といった現実にもスポットが当たるようになりました。さまざまな理由で手放された保護犬たちを引き取る動きが盛んになっています。イラストレーターさんの岩沢さんと「オット」も、およそ1年前に柴犬系の雑種犬「ふうちゃん」を引き取りました。これまでに犬と暮らしたことはあっても、保護犬は初めてだったという岩沢さんが、ふうちゃんと暮らして驚いたこと、気づいたことを紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)ガリガリだったふうちゃんのごはんで大失敗
うちに来た頃のふうちゃんはやせていました。ごはんの量は、ドッグフードのメーカーのサイトなどを調べてふうちゃんに適した量をあげていた…つもりでした。
そのときは「体重が○kgということは、○kcalあげれば大丈夫なはず」と、数字のことしか考えていませんでした。でも、そのとおりにあげても変わらずやせたまま。
そこで、保護団体の方に相談し、アドバイスを受けてごはんを増やすと、徐々にふうちゃんの体にお肉がついてきました。
その姿を見て、ふうちゃんは生き物なんだから、「こうしておけばいつでも絶対に大丈夫」という方法なんてないと気がつきました。日々、ふうちゃんの様子を見ながら、考えたり決めたりしなくちゃいけなかったんだと。当たり前のことで恥ずかしいのですが、わたしはそのとき、やっと実感して、反省したんです。
今ではふっくらと健康的になったふうちゃん。現体重をキープしたいところです。おやつをあげるとすごく喜ぶので、ついあげたくなってしまうのを、グッとこらえています…。
そろそろ梅雨の時季。ふうちゃんのレインコートもこれから活躍しそうです。
買ったときはゆとりがありましたが、今はちょっぴりパツパツ気味に…。