お出かけ用の荷物が多いけれど、どうやって減らせばよいかわからない。そんなときは「バッグの中身を減らす3つの考え方」が役立ちます。ミニマリスト歴10年のブロガー・本多めぐさんが、荷物を軽くする実践例をご紹介します。

バッグの中身
50代ミニマリストの「本当に必要なもの」だけを厳選したバッグの中身
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バッグの中身を減らしたいならまず「全部出す」

荷物が多いなと悩む方は、バッグの中に入っているものを全部出してみてください。その後、これからご紹介する3つの基準で荷物の選別と整理をするのがおすすめです。

お出かけの度にバッグからすべてものを出し、出かける際に入れ直す方もいますよね。その習慣があると、毎回必要なものを選ぶので中身を厳選しやすいでしょう。私自身は、毎日同じバッグを使い続けるのでその習慣はありませんが、ものを減らすためによい方法だと思います。

1:使用頻度と重要度を考えて整理する

常に持ち歩く非常用ミニライト&常備薬
常に持ち歩く非常用ミニライト&常備薬

バッグの中身を減らすときにまず考えたいのが、そのアイテムを実際に使う「頻度」と、持ち歩くべき「重要度」の2点です。

毎日使うスマホ、財布、鍵などは毎日持ち歩きますよね。しかし、使用頻度が少ないものでも、これがないと困る! と感じるものがあれば入れるようにしています。たとえば、常備薬や災害用品、身分証明証など。いざというときにこれらがないと、とても困ってしまうからです。私の場合は常備薬を持ち歩いています。使うことは年に一度あるかないかですけれど、とっさのお守り感覚でバッグに入れています。災害用品も未使用ですが、ミニライトを持ち歩いています。

反対に「使用頻度は高いけれど重要でないもの」は、あえて小さくする、持ち歩かないことで荷物を減らせます。たとえば、ハンカチはなるべく小さくして、エアータオルのあるトイレを使うことで対策する。また、水筒をバッグに入れると重いので、冬場はサイズを小さくして軽くする。または持ち歩かずカフェを利用するなど。なくてもなんとかなるものであれば減らすことができます。

最後に、どちらにも当てはまらない「めったに使わない」うえに「重要でない」ものは、バッグに入れなくてもよいと思います。たとえば、食べ物のゴミや、出先でもらった不要なチラシはすぐに捨てましょう。

2:必要なときに現地調達すると決める

現地調達の傘

ふたつめの考え方は「必要になったら現地調達する」と決めること。たとえばマスクや生理用品などの日用品なら、困ったときにコンビニで買うと決めれば、荷物を減らせます。

この考え方は、とくに旅行で荷物を少なくしたいときに役立ちます。天気予報で雨の可能性が低いようなら、念の為の雨具は持たず、もし雨が降ったら傘を現地調達する。靴下や肌着の予備を持たなくても、もしたりなくなったら買うと決めれば、持参しなくてもよいと割りきれます。今は駅の近くなど様々な場所に100円ショップがありますので、100均に売っているものなら予備は不要、という考え方もあります。

荷物の多い人は「もしかすると使うかも」と、いろんな可能性を考えて備える傾向があるんです。そのため、必要になったらそのときに買うと決めてみるのもひとつの方法です。