清潔感を表現できて、実用性も高いガラスは、ものが多くてもスッキリ見せてくれるとあって、インテリア上級者に大人気の小物。初心者だって、上手に取り入れたいものです。今回ESSEでは、ガラス小物使いの達人、小川沙央里さんのお宅をお邪魔してみました。大工の夫とセルフリノベーションしたこだわりの家とあって、インテリアはなんともおしゃれ!

「ガラス小物のクリアな質感は、見えてもかわいいものを収納するのに最適です。雑多なものを入れても、意外に部屋になじむんです」そう語る小川さんのガラス使いのテクニックを紹介していきます。

クリア感が魅力!ガラス小物使いのテクニック

透明なガラスは存在感を主張しすぎないところがポイント。小川さんは、ほどよく生活感を出したり、ガラス小物を並べて安定感を出したり。自分や家のテイストとガラス小物、そしてその中身を、なじませていくことがコツだとアドバイスしてくれました。

●おそろいのガラスボトルに液体調味料を入れて並べる

おそろいのガラスボトルに液体調味料を入れて並べる
おそろいのガラスボトルに液体調味料を入れて並べる
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コンロ横にずらりと並べた100円ショップのボトルに、よく使う液体調味料をつめ替え。「透明なボトルだと、複数置いても圧迫感がありません。残りの量もわかりやすいんです」。

●食品を入れたガラス容器をキッチンの入り口にディスプレー

食品を入れたガラス容器をキッチンの入り口にディスプレー

ガラスのキャニスターに米やパスタ、犬のおやつを入れて、飾るように収納。「ダイニングからもリビングからも見えるので、数を置きすぎないようにして抜け感を出しています」。生活感が出るはずのフードの収納も、演出することで楽しげで温かみのあるインテリアに。「収納しているものがインテリアになじんで、好きなものだけに囲まれている、という感じが生まれるんです」。

おそろいのキャニスターに入れることで落ち着きが生まれます

ガラスのキャニスターに入れることで、カラフルな犬のおやつがなんだかかわいらしい存在に。ひとつだけぽつんとあると、ただ置いてあるだけという感じが出てしまいますが、おそろいのキャニスターを2つ並べることで、ディスプレーされているかのような印象が生まれます。

●アンティーク風のガラス容器でそろえてアメニティーコーナーをシックに

アンティーク風のガラス容器でそろえてアメニティーコーナーをシックに

「落ち着きや清潔感を重視したい洗面所。ガラスのアンティーク風容器を上下に並べて、シックな空間にしています」。ケースには、コットンや綿棒などアメニティーを入れて。

表面をヤスリで削ったニベアの缶

表面をヤスリで削ったニベアの缶。クール&クリアでまとめた洗面所によく合います。

●ガラスビンを2つ並べて、見えてもかわいいボタン類を収納

ガラスビンを2つ並べて見えてもかわいいボタン類を収納

ワークスペースに並べたアンティーク風のガラスビンの中身は、ずっと集めているアンティークのボタン。「ひとつだと浮いてしまうけど、2つ並ぶとバランスよくなります」。