健康と美容を維持するには、食生活でどのような点に気を付けるといいのでしょうか? 今回、そんな疑問に答えてくれたのは腸活医師としても知られる小林メディカルクリニックの院長・小林暁子さん。サビない体づくりの重要性について詳しくお聞きしました。
すべての画像を見る(全2枚)ポイントは朝食!発酵食品や食物繊維を意識した食事を
便秘改善や腸活に関する著書も多く、クリニックでも食生活のアドバイスをしている医師の小林暁子さん。
「腸の状態は肌や全身の健康、自律神経にも直結するので、忙しいなかでも“腸活”を意識しています」(小林先生、以下同)
1日の食事で、とくに大切にしているのは朝食。
「自律神経のスイッチを入れ、内臓の働きをよくして代謝を上げるためにも欠かせません。発酵食品や食物繊維を意識し、しっかりめに食べることが多いですが、時間がないときは、グラノーラとヨーグルト、果物などで簡単にすませることも」
また、年齢とともに、食事を楽しむことの大切さを感じるように。
「家族や友人と食事の時間を楽しんだり、食べたことのないものに挑戦したり…。ときには食べすぎても、続かなければOK。食事を楽しむことは、自律神経の安定につながり、腸や全身の健康にもつながると考えています」
腸活医師・小林さんの1日のスケジュール
小林先生が、起床~就寝までのスケジュールを教えてくれました。
●起床後、運動で汗を流す
夏場は4時30分、冬でも4時50分頃には起床し、スポーツクラブで汗を流すのが日課。
「週3回は趣味の乗馬を楽しみます」
●朝食に食物繊維をたっぷり
8:00に朝食。ご飯の日もパンの日もあるそう。
「パンは全粒粉やライ麦入りにし、食物繊維をしっかりとります。よくかんで食べることも意識」
●ランチは栄養バランスを意識しつつ手軽に
13:30、クリニックの休憩時間に昼食。
「近くでテイクアウトしたり、蒸し野菜などを持参し、コンビニのおにぎりと合わせることも」
●不足しがちなタンパク質を夕飯で補う
18:30の夕食では、朝食と昼食で不足しがちなタンパク質を優先して食べるように。
「寝る3時間前までには食べ終わるようにしています」
●就寝前はスマホを見ずにリラックスして過ごす
夕食後はリラックスして過ごし、スマホを見ないようにして23:00には就寝。
「ぐっすり眠って、翌日気分よく目覚めます」