テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、サトイモを手軽においしく食べる方法を教わりました。面倒な下ごしらえ不要の「丸蒸しサトイモ」と、「サトイモとひき肉のピリ辛炒め」のレシピを2つ紹介します。

丸蒸し里イモ
丸蒸し里イモ
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「サトイモ」の保存食とアレンジレシピ

サトイモは塩水に漬けてから皮ごと蒸すとヌメリ取りなどの面倒な下ごしらえがいらないだけでなく、皮がぺろんと薄くむけ、うま味も凝縮されます。

甘くてねっとりで、そのまま食べてもおいしいからどうアレンジをしても間違いのない、格別の味に仕上がります。

●丸蒸しサトイモ

【材料(つくりやすい分量)】

  • サトイモ 1kg
  • A[塩小さじ4 水2カップ]※塩は水の量の5%に

【つくり方】

(1) サトイモは皮をこすり洗いして泥を落とし、水気をきってポリ袋に入れる。混ぜ合わせたAを加えてまんべんなく行き渡らせ、袋の口を閉じて30分おく。

(2) 蒸気の上がった蒸し器に水気をきった(1)を入れ、十分にやわらかくなるまで15~20分蒸す。

(3) (2)を冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。

保存期間は冷蔵で4~5日間

【ポイント】

塩水に浸す

・塩をからめるよりも、塩水に浸しておいたほうがなじみやすく、まんべんなく塩味がつきます。

・皮をつけたまま保存すると乾燥せず、味落ちも防げます。

・コロッケやポテトサラダにすると、ジャガイモとはひと味違ったおいしさが楽しめます。里いもをつぶし、ゴマと砂糖、みそを加えて混ぜ、湯葉で巻いて包み揚げにしても。