フラットデッキを実現してくれたマルチフット工法
すべての画像を見る(全13枚)設計担当者から、通常の工法だと掃き出し窓とタイルデッキの間に、段差が生じてしまうと聞きました。理由は、壁面を流れる雨水などが建物内部に入ることを防ぐ、「水切り」と呼ばれる金物より上には、床面をつくれないからだそうです。
タイルデッキの場合、設置できる高さはこの「水切り」の下が最大となるため、掃き出し窓から段差が生じます。
この段差の問題を解消するため、設計士から提案されたのがマルチフット工法。これは、デッキの基礎にプラスチック製の台座を設置し、その上にタイルを置いていく工法。
これで本来は水切りまでしか上げられないタイルデッキの高さを、窓枠ギリギリまで上げることができます。比較的安価に窓枠とデッキの段差を、埋めることができる工法だそう。