食器を1軍と2軍に分け、収納場所を変える
そこでNoyoさんは、食器の収納場所を2か所に分散することに。普段はそれほど出番のない大皿や、来客時に使うようなすてきな器は、つり戸棚とは別の場所に収納しています。これらはいわば2軍。
すべての画像を見る(全5枚)「キッチンのすぐ横にある棚、しかもいちばん下のカゴに収納しています。細かく分類はせず、ざっくり仕きって入れて上から布をかけている状態です」
棚の下段は、かがまないと出し入れができない不便な収納スペース。しかも、この棚の前にはダイニングテーブルを置いているため、普段は死角になっています。
「でも、毎日出し入れするわけではないからまったく問題なし。使用頻度を考えると、出し入れに多少難があっても対応できます」
このボックスから食器を取り出すときは、遊びに来た友人にごはんを振る舞うときや、ちょっとおしゃれに盛りつけたいときなど、ごくごく限られた場面。
このボックスから器を取り出すときは前向きで楽しい気持ちだということも、この収納が成り立っているポイントのひとつになっているようです。
ものが多くても、把握できていればOK!
整理収納のルールに当てはめると、収納スペースのキャパシティを超えたものはもつべきではないのかもしれません。でもそれだけでは、暮らしに潤いや楽しさは生まれません。
「ものがたくさんあっても、要は自分が把握できていて出し入れできればいいと思います。好きなものを無理に減らそうとする必要はありません。こだわりが少ないものから手放せば、収納スペースは生まれるはず。自分の気持ちを大切に、整理収納と向き合ってみてください」