大型家電も動かせる「ポータブル電源」で家族の“もしも”に備える

自然災害の脅威が増すなか、非常食や懐中電灯などに加えて、今チェックしておきたいのが「ポータブル電源」。ここでは、ESSE編集部員が非常時に必要な家電をもとに、ポータブル電源に求めるポイントやその活用法について考えてみました。さらに、防災の備えにはもちろん、アウトドアでも活躍する「Jackery」（ジャクリ）のポータブル電源の機能性についてもチェックしました。

ESSE編集部のメンバーが「ポータブル電源」に求める機能は？＜左から＞ライター山本・別冊ESSE編集部　三田・ESSE編集部　福田・ESSEonline編集部　山田

●座談会参加メンバー

ライター山本

30代夫婦＋長男（3歳）の3人家族（＋猫）。防災バッグやモバイルバッテリーは準備しているものの、ポータブル電源はどれを選べばいいか分からず決めかねている。

別冊ESSE編集部三田

40代夫婦＋長女（5歳）＆二女（2歳）の4人家族。ポータブル電源の購入を検討しているが、自宅の収納スペースが少ないためサイズの問題で見送ってきた。

ESSE編集部福田

40代夫婦＋長男（14歳）の3人家族。キャンプで使うためのポータブル電源は所有しているが、災害時にも安心な大容量タイプも気になっている。

ESSEonline編集部山田

40代夫婦＋長女（5歳）の3人家族。非常食などは用意しているものの、電力の確保までは意識していなかった。

災害時による停電で、使えないと困る家電は？

三田：災害時に停電して、空調が止まるのはやっぱり怖いかな。とくに、暑い季節はエアコンや扇風機がないと命にも関わるし…。地震関連のニュースをよく耳にするようになったから、大きな家電も動かせるポータブル電源を探しています。

山田：地震だけでなく台風や雷もそうですが、停電で冷蔵庫が使えないと食材が一気にダメになるから困るよね。冷蔵庫が使えたら、ひとまずあるものを食べきりながら1〜3日程度は待機できそう。少しでも電気が使えることで、「考える余裕」が生まれる気がします。

福田：以前、急な停電で家じゅうが真っ暗になったとき、灯りがないだけでこんなに不安になるんだと痛感しました。とくに子どもがいる場合は、懐中電灯以外に照明器具を使えるといいんじゃないかな。

山本：わが家も小さな子どもとペットがいるので、エアコンは必須。あとは、家族の安否確認や情報収集、子どもの退屈しのぎのためにもスマホを何度も充電できる環境を整えておきたいですね。

ポータブル電源選びで重視したいポイントは？

2024年4月、ESSEonline読者186人に行ったアンケートより

どんなときであっても、人の生活に欠かせない電気。非常時に対応するため、最近は家庭用ポータブル電源への関心も高まっていますが、ESSEonlineの読者アンケート（2024年4月186人に実施）によると、実際に持っている人はまだまだ少ない様子。

また、購入にあたっては

・持ち運びやすさ
・容量
・安全性

を重視したいという声があがりました。

山田：たしかに持ち運びやすさも大事だけど、容量もしっかり欲しいよね。最近はバッテリー発火のニュースもよく見るし、安全性やブランド力もチェックポイントになりそう。

三田：わが家は2階リビングの一戸建てだから、重すぎるといざというときに使いこなせないかも。とはいえ4人家族の暮らしをまかなえるだけの容量も必須。ポータブル電源を買うなら、このバランスがとれているものが好ましいですね。

狭小スペースにも収納できる！Jackeryのポータブル電源

写真提供：Jackery

持ち運びやすくて大容量、そんなニーズを満たすのが、ポータブル電源とポータブルソーラーパネル市場において「世界累計販売400万台以上を誇る（Jackery調べ｜2018年～2024年3月までのポータブル電源とソーラーパネル世界累計の販売台数）」「Jackery」（ジャクリ）の新作、「Jackery ポータブル電源 2000 New 」とソーラーパネルとのセット「Jackery Solar Generaor 2000 New 」。

ソーラーパネルとセットで使えば、より長い時間電力を確保できる。静音性が高く、キャンプや車中泊、DIYシーンでも使いやすい

電気自動車に使われる構造を2000Whクラスとして世界初採用（※）することで、エネルギー効率や耐久性を高めています。

※2000Whクラス双方向インバーター搭載のリン酸鉄モデルにおいて、2024年8月時点、Jackery調べ

●同規格のポータブル電源のなかでもコンパクト＆軽量

「Jackery ポータブル電源 2000 New」は、市販の同規格モデルより約40%も小さな幅335×奥行264×高さ292mm、重さは34%軽量化された17.9kgです。

前面にはライト機能も。停電時の非常灯としても役立つ

小さなボディからは想像できないほどパワフル。2042Whの超大容量に加えて、定格出力2200W（瞬間最大4400W）の高出力のため、ガジェットから家電までさまざまなものに充電・給電が可能。ほぼすべての家電を動かせ、フル充電された状態であれば3～5人家族の3日間程度の電力になります。

●停電時には自動でポータブル電源からの給電に切り替わる

写真提供：Jackery

急な停電で慌てているときに、ポータブル電源を引っ張り出して必要な家電とつなぐのは少し大変。Jackeryのポータブル電源は、充電したまま家電が使える「パススルー機能」やUPS（無停電電源装置）機能を搭載しているので、エアコンや冷蔵庫、パソコンなどに接続しておけば、もし電力がストップしても0.02秒未満（※）でポータブル電源からの給電がスタート。自動で切り替わってくれるので、停電時でも普段と同じように家電が使えます。

※ 使用する環境によって前後する可能性があります

そのほか、Jackery専用アプリでバッテリー充電を85%に制限する「バッテリー節約モード」や自然放電を抑える「超ロングスタンバイモード」も、防災に頼もしい機能。30％の電池残量で1年間保管しても、20％の電力を残せます。AC充電（アプリの緊急充電モード）では1.7時間、ソーラー充電（Max400W）でもわずか6時間で充電可能。10年間以上の長寿命バッテリーなので、もしものときの緊急バックアップ電源としてしっかり機能してくれます。

※ ポータブル電源の充電時間、ポータブル電源から電化製品への充電可能回数と充電可能時間、バッテリーの寿命は目安です。使用環境により違いが生じることがあります

※ 使用する環境によって、家電の稼働時間に違いが生じることがあります

超大容量なのに軽量「Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源セット」

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※ 各サイトにより価格やキャンペーン期間などが異なる場合があります

ポータブル電源のここがうれしい！編集部の推しポイント

福田：2042Whでこのコンパクトにはびっくり。今までキャンプに行くときは、前日の夜からポータブル電源を充電していたけど、最速66分で80%まで充電できるのはすごいね。ソーラーパネルとセットで使えば、連泊キャンプでもバッテリー残量を気にせずにすみそう。

山本：持ち手もたたんで収納できるし、充電口が側面にあるから、これならわが家の狭いクローゼットにも収まると思います。これまで大きさが気になって購入を先延ばしにしていたけど、「2000 New」ならサイズと容量のバランスがいいですね！

山田：私はあえて収納せず、普段使いできるような状態にしておきたいですね。パススルー機能を使って冷蔵庫につないでおいたり、リビングのすみに置いてスマホを充電したり…ポータブル電源の存在を忘れないことで、日頃から家族みんなで防災意識を高められそう。

三田：そのアイデアいいですね！　17.9kgは重いかなと思っていましたが、持ち手をしっかりグリップできるから、私ひとりでも家の階段くらいだったらなんとか上り下りできそう。個人的に魅力に感じたのは、バッテリーの無償回収・リサイクルサービスがあること。廃棄バッテリーって回収にお金がかかる場合も多いけど、Jackeryに送れば無料で回収してくれるんですね（※送料のみ負担）。

写真提供：Jackery

このほか、「離れて暮らす両親や高齢の祖父母にもめたい」という声も。約7.3kgで女性でも持ち運べるサンドゴールド色の「600 Plus」や、1500Wの定格出力を備えながら約10.8kgの軽量設計をかなえた「1000 New」など、容量別のラインナップが充実しているのもJackeryの魅力。家族構成やシーンに応じて、ベストなものを選べます。

ポータブル電源を長期保管するときの注意ポイント