●3:アイロンをかけること

娘が高校を卒業すると制服にアイロンをかける、お弁当のクロスにアイロンをかける、ということが不要になりました。

アイロン
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不器用なので細かいところは上手にアイロンがけもできず、夫のワイシャツはそれ以前からクリーニング店にお任せ。ハンカチもタオルハンカチを使う、自分の衣類はアイロン不要のものを選ぶなど、なるべくアイロンをしなくていいようにしてきました。
どうしてもというときは仕方なくアイロンをかけていましたが、面倒ですしどうにもうまくできない。

クリーニング

思いきって自分のブラウス、そして仕事でたまに使うリネン素材のエプロンもクリーニングに出してみました。

当たり前ですが仕上がりはキレイで気持ちいい。苦手なアイロンと格闘する必要もないし数百円で着たい服を着ることができ、気分よく仕事ができるなら価値は十分あります。

●4:数百円の節約

「自分でやればただ」「自分でやれば節約」と子育て中はとくに数百円のぜいたくすら罪悪感を感じていました。とくに形に残らないものに関してはケチケチしていたように思います。結果飲みきれないみそ汁にイライラ、乾かない洗濯物にイライラ、アイロンが必要な衣類を買ってくる家族にイライラ、という精神的なストレスも。

また電気代をケチってせっかくの乾燥機能を使わず新たに室内干し用の物干しを買ったり、せっかく買った服もアイロンが面倒で着なかったり…。金銭的なムダや出費もじつはあったと今になって思います。そしてそこをケチっていたわりには「安いから買わなきゃ損!」とばかりにセールで洋服を買っていたバランスの悪い節約思考だったと反省もしています。

最近は電気代や食品などの物価も高騰しているからこそ節約は気になるところですが、その節約は本当に意味と価値のある節約なのか? 今買おうとしている「安いから買おうかな」と思っている洋服1枚をやめればできるせいたくではないのか?

無理に節約するのではなく、暮らしをラクに回すことを考えたら、自然と貯まる家計になっていくように思います。50代からは形に残るものでなく、時間や労力そして仕上がりに価値を感じ、暮らしをラクに変えてみてはいかがでしょうか。