ペットの柴犬の写真をX(旧Twitter)に投稿し続け、その自然体のかわいさが人気となっている@inu_10kg。ESSEonlineでは、飼い主で写真家の北田瑞絵さんが、「犬」と家族の日々をつづっていきます。第73回は「犬がやってきて10周年」について。

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犬が来て10周年を迎えました
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犬がわが家の仲間入りをして10周年

2024年8月11日。この日、犬がうちにやってきて10周年を迎えた。やわらかくてかわいい命が、やわらかくてかわいいまま10年生きてこれた。生活の連続のすえ迎えた今日という日を心から祝う。

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犬の誕生日が犬が世界に生まれてきたことを感謝する日ならば、8月11日は犬が北田家にやってきたことに感謝をし、私たちの生活に花を贈る日だろう。年を重ねるほどに、その意味は増していく。

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毎月一度は風呂場でシャンプーをしているが、記念日がある月はなんとなく前日に合わせてしまう。前日10日に身体を洗った。犬は「いらん」と言うかもしれないが、きれいな体で大切な日を迎えたい。

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シャワーだと怖がられるので、桶に汲んで泡を流している。洗われているあいだ犬は何度も柴ドリルをする。泡まみれでも水まみれでもかまわず全身を震わせる柴ドリル。

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そのたびに私はビタッ! バシャッ! と勢いよく飛んでくる泡やら水しぶきを至近距離で受ける。おそらくあなたが想像しているよりも二段は強く飛んでくる。

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そして迎えた当日は犬用ケーキをプレゼントした。私がフォークでひと口分を突いて食べさせていたが、時間をかけてゆっくり食べてもらおうとほんの少し手を止めたら自分でクリームをなめ始めた。 日々変化している犬だけれど、ケーキを前にしたわんぱくさは不思議といつまでも変わらない。

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食欲があるのはとてもうれしい。そして鼻にクリームをつけちゃってアイドルとして百億点。星を差し上げましょう。